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素晴らしき日常

実習先の訪問看護ステーションに今時の美人でスーツで名古屋巻きの綺麗なお姉さんが現れて何やら機械を持ち出したものだから「最近の医療機器メーカーは綺麗なお姉さんを雇ってるんだなぁ」とか思ってたらコーヒーか何かの機械でそういう会社の社員さんみたいでした。そんな文化的視点から見ても余裕のある場所で実習をしています。

気だるい午後を記録書き用に割り当てられた部屋で学生四人 + 教員一人で篭ってひたすらに記録書いてたらいつの間にか皆居眠りを始めていてどうやら一時間半くらい何事もなく経過していたようです。そんな精神的に余裕のあるグループで実習をしています。

全然関係ないことだけれど、偶然にも自分が「先に発言できる」ことから全てにおいて優位に立っているし他人の意見を問答無用で否定することができるし稚拙な文章でさえも誰にも文句を言われるべきものではなくなるという思いから他人を自分より程度が低いのだと格付けに必死になるような感じの人の記事 を読みました(undercooled 経由)。で、大好きなこの文章を思い出しました。

虚構日記 Es-7 夢の終わり

本当の言葉を書くためにはな、世界と人間を理解しなきゃダメなんだよ。少なくとも、世界と人間を理解しようと思わなきゃなんねえんだよ。それを、さかしげに人類史や世界や、そういった巨大な流れから切り離された個人の感情だけで言葉を語りやがって。俺たちゃ、お互いみんな違うように見える。けど、少し踏み込んだら、みんな同じなんだ。そして、もう一つその奥では、やっぱり全然違うんだよ、俺たちは。この人間理解の道程をもたどらず、最初に感じる世界への違和感にだけ拘泥した愚かしさで、誰か自分以外の人間に届いてしまうかもしれないここで、言葉を吐こうなんて少しでも思うんじゃねえ!

ともかく、日常はいろんな素敵なことが溢れているとかそういうことです。

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