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紋切り型の悲劇

自宅へ向かう比較的満員気味の電車の中で、カップル(?)の男の人の方がこんなこと言ってました。割と冴えない見栄えの彼でした。

「こういうときってさ、手、上げといた方がいいんだよね。勘違いされないように」
「(彼女?と思しき女の子、何も言わずやや微笑)」
「痴漢とかさ、(何かまだつぶやくように続ける。ぼそぼそと)」

という彼は、わざわざ上げておいた腕が隣に立っている女性の後頭部に当たっていることに気付いていませんでした。何度か舌打ちされてたけれど気付いていませんでした。こういうデリカシーの無さみたいなものが痴漢に間違われるような原因なのだと考えられるわけであって、結局表面的な部分しかなぞれない彼のような人はきっとそのうちそういう目に遭うんじゃないかと密かに想像していたわけで。

電車の中でしょっちゅう妄想してます。

Comments

Mafuyu
  • 2004-03-28T01:39+09:00

彼女(と思しき女の子)も心の中で舌打ちしてたりするんですよ、きっと。

イソムラ
  • 2004-03-29T09:06+09:00

なかなか思ってることは通じないものですね。難しいもんです。

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