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DAME エンターテイメント

なんかテレビで "Biohazard" やってたんですよ。最初二十分くらい観てないのでちょっと残念なんですが。いや、映画の中身はもっと残念だったんですけども。あの映画後に抱いたポジティブな感想は「ミラって綺麗な体してるなぁ」とかそんな程度のアレであって、もう肝心要の中身は全然アレでしたよ本当に。もう。アレ。

ホラーやスプラッタで重要な要素として「ギリギリ感」というものがあることはおぼろげながら共感していただける部分ではないかと思われるのですが、それは自然に「頑張ったけどぎりぎりだった」的なものでないのであれば「何余裕カマしてんだアホか」となるわけで。例えば脱出場面でリッカー(アンブレラ社が遺伝子操作によって生み出した、という設定のクリーチャー)に襲われるシーン、鉄パイプを叩き付けようと走り込む男性(名前知らない)に気付いていながら(そう見えるシーンがあったような)、一度体を起こしてそれの前に立ち塞がってしまうミラだとか、「床を開けて!」と叫ぶミラを助けようとするもゾンビに襲われる男性(名前知らない)が目の前のゾンビから一瞬目を離してミラを見るシーンだとか、もう無駄な動きが多いわけですよ。それでもって「危ねえ今のぎりぎりだよ」なんて思ったりはしないわけですよ。襲う側がやたらもったいぶった動きを見せるからそれに対しての「ぎりぎり」が襲われる側の無駄な余裕を挟まないと演出できないような状態のわけで。

つうかなんだあのゾンビ。ひでえ。撫でてるだけじゃん。アホか。エキストラにしても酷すぎるし、下水にあんな多数がひしめき合って何してんだよ。アホか。あの設定だと共食いしなきゃ不自然じゃん。アホか。今まで見たゾンビ映画の中で一・ニ位を争うダルさの映画でした。

23:46 追記
言うまでもないけれど、続編を観る気は全然起きないです。あと番組最後にミラが「アリスに変化があって、彼女は知りたくないことまで知ってしまう」とか言ってて、続編の映像ちょっと流れてアリス(主役の女性、ミラ・ジョヴォヴィッチ)が壁を駆け下りてるようなシーンがあったのだけれど、あれはアレですか、ミラがウィルスに感染してスーパーマンな状態にあるとかそういうことですかね。ゾンビと戦うスーパーマン。ますます観る気が起きないですよね。ね。

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