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需要と供給と気持ち

「感想ありがとうございます。次回作も頑張って書きます」というのは大方建前である。それはもちろん言った側も言われた側もわかっていることであるとは思うけれど。いや、感想に限らず何かしらリアクションをもらえたら嬉しいことも確実なのだけれど。けれど、それが次回作への意欲につながるというのは建前である。

例えばこれが「感想ありがとうございます。次回作も頑張る意欲が沸きました」などという返答であったとして、さらにこれが本心であったとしたら、今すぐ次回作の構想などかなぐり捨ててしまった方が良い。表向き格好良く、自分を受け入れるために待っている誰かのために書く、というような姿勢であるだけならまだしも、「これが受け入れられないのであればやめてしまおう」などと考えているのであれば今すぐやめてしまった方が良い。誰もそんな無駄に重い気持ちの乗った創作物なんて読みたくもないし、自分のリアクションに創作者の今後が懸かっているのであれば躊躇するのが当然である。いちいち受け手の顔色を伺いながらでしか前に進めないなどというはた迷惑な方法でしかやっていけないのであれば、無理せず自分も受け手にまわった方が無難である。誰も迷惑を被らないし、その方が煩わされる人は少なくて済む。

自分が受け入れられるかどうかなど気にするな。何も言わずとも認める人は認めているし、ひたすら突き進んでしばらく後に結果が現れることもある。評価・賞賛のために行動するな。創作を手段とするな。それは本来目的であるべきで、創作者はそのことを忘れてはならない。

酔っ払ってます。寝ます。

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