Archive

IE 窓から投げ捨て週間 2

なんとなく気持ち悪いから大元へも言及。

Internet Explorer 使用者を熱湯で啓蒙

物事を大局的に観られることは出来ても、現実的に観られないようではどうにもなりません。現実的に観て、中野さんや私だけが奮起してみたところでも焼け石に水でしょう。どうか大勢の作成者の方々――Web の進歩を IE が確実に妨げていると信じる方々の賛同を、そして実際の行動を期待しております。

うーん……。長くなりそうなので追記にて。

そもそも「何か特定の要素を持つ閲覧者を強制的に弾いてしまう」という行為は一番達してはいけない結論だと思うわけですよ。何も知らない IE ユーザーがある日自分のページを訪れて、そこに書かれている文字が「このページは IE じゃ見られないよ」と他サイト(Mozilla か Opera のページ)へのアンカーのみ、なんてときに、どんな気持ちになるでしょう?Firefox だと Windows Update できねぇのかチクショウ、って思ったことはないですかね?

Internet Explorer 使用者を熱湯で啓蒙

法律として定められたことを守らず、逆にルールを守ろうとしている人間に迷惑をかけている IE を無意識の犯罪者に喩えましょう。私がここで述べているのは、犯罪者の生きる権利を奪って死刑にしろということではなく、犯罪者を更生させようということです。この記事を書く以前に私がしていたことは、犯罪を犯していると認知していない犯罪者を、数が多過ぎるからという理由で黙認し、娑婆にのさばらせる行為でした。多数決の法則に従い、正義を振りかざす少数派の人間は異端と見なされてしまうので仕方なく犯罪者に合わせているのが現状です。

しかしそこに、犯罪者のほとんどに罪を認知させ、正しい方向に導く絶対的なカリスマが現れたらどうでしょうか。すべてが変わります。

例えがあまりよろしくないですが、比較の仕方もよろしくありません。犯罪者を更正させようとありますが、この場合「お前は男だから性犯罪を犯した。だから去勢すれば更正できるだろう」という暴論と同レベルの圧力がかかっているように感じます。もちろん最終的に IE を使い続けることも選択肢に含まれてはいるでしょうが、IE を使い続けるのであればウチのコンテンツは見せないよ、というのであれば、そのサイトにおいて IE ユーザーは死刑判決を受けたも同然でしょう。罪を認知させる前に実刑判決が下り、あるいは執行されている状態です。

Internet Explorer 使用者を熱湯で啓蒙

アサノ
それでも IE を弾く事は出来ません。そうなると、今度は反対に弱小ブラウザを弾く事と同じような感じになりません? 私は Notice < About < Junkline で示しているように、「どのブラウザでも閲覧出来るように」を第一に目指しているので。

私はこれに全面的に同意します。どのようなブラウザであれどのような閲覧者であれ(程度の低い荒らしだとかそういうのは除いて)、全てのページを閲覧する権利があると考えます。そのために CSS を習得した、という人もいるでしょうし、ブラウザ間の表示の差を必死に埋めようとする努力はそれに起因するものもあるでしょう。犯罪者に喩えるまでもなく、特定のブラウザを意図的に閲覧不可能にすることは、Web 制作者として何よりも重い罪であると考えます。

※ もちろん MS は Windows Update において IE 以外を弾いているわけですから以下略。

Comments

Trackback