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ネタとしての四分割写真はどうか

LOMOアクションサンプラー という四分割レンズのカメラがあって(後継機の サイバーサンプラー というのもある)、それの偽物を使ってネタ写真を何度か撮っているのだけれど、いい加減カメラが壊れかかっているようでやたら写真がズレたり感光してしまったりしている状況、というかもともと千円の玩具感たっぷりなアレなので、本来こういうものであるという可能性は否定できない。いっそ本家のアクションサンプラーを購入しようかと考えたりするものの、本家も定価四千円弱だったと思うので同様にすぐ使い物にならなくなってしまう可能性は否定できない。感光するだけで使い物にならなくはなっていないのだけれど。だけ、というのもちょっとどうかと思うけれども。

というかこのチープさに加えてところどころ日焼けした写真を眺めるとネタとしては程よく昇華され崩壊寸前の設計であった四分割カメラがさらに崩壊を進めもはや四分割写真なのかニ分割写真の二乗なのか判断のつきかねる状態でかつカメラ自体の明日をも知れぬ状態でネタ写真を無駄に生産しつづけるこのカオスな状況がかなり唯一無二であり好ましい状態であるのだけれど、写真を現像に出すと受け取りに行く際に店員のおばちゃんが真剣に腕組みしながら「カメラがおかしいと思うんですよ、ちょっと感光してて……」などと忠告をしてくださるのがとても心境的に微妙であってああ普通に写真を撮る人はこういう日焼けを見て喜びなどはしないのだなぁとしみじみ思ったりする。感光だとかより、「なんだこの四分割は」とかそういったところに突っ込んでもらえると割と嬉しいのだけれど、あまり珍しくないのか軽くスルーされている現状。

というか、今 LOMO のサイト見たら OKTOMAT とかいうとてもふざけたルックスのカメラが新開発されていたようでとても購買意欲をそそられてしまう。Pop9 という九分割もあるのだけれどこれは九枚同じ絵柄が一枚の写真に収められているだけなので微妙。スーパーサンプラー 欲しい。

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Last modified : 2006-06-02T22:33:27+09:00