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CSS と文字とか幅固定

可読性のほとんどを廃したようなデザインのサイトに熱を上げたエントリーをいくつか書いていたわけですが、また原点に戻ると「ああ見出しに格好良さげな画像を使ってるだけなのか?」などと乱暴な解釈に到達したりもするわけで。

Plain style

時代はプレーンスタイルとか言つてみる。海外の豆字幅固定なスタイルは恰好いいかもしれないけれど、それだけだと思ふ。ものすごく惡い喩だと最初から斷つた上で、たとへば小説で、すべて説明しようとしてこれでもかと描寫を注ぎ込む人がゐるけれど、バルザックくらゐの作家ならまだしも、能力が不足してゐる人が書けば最惡な駄作になるのであつて、基本的な良い描寫とは讀者に想像させる餘地を殘し、それでも且つどこかに、決定的に引證に殘る、作者の思念であるとか思ひ描く様とかを、さらつと書くことであつて、私はデザインにおいてもこれと同樣に、作者がすべてfixするやうなデザインはすべきではないと思ふのだ。

とりあえず文字サイズ固定・幅固定は遥か昔に書いた デザインの定義 という稚拙なエントリーにすら表れた決意表明めいたものにも反するので恐らく採用はありえませんが、それでもプレーンスタイルで公開できるほど悟り的な境地にもなく。格好良いのと扱い易いのとが必ずしも相反することはないはずなのになぁ、とやや青い思いを抱きつつ、そんな境地へたどり着けず悶々としつつ。悟りを開きたい。

余談ですが、悟りを開くって凄いみたいですよ

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