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妄想はダメか

言葉のアヤにああだこうだってのは物凄くナンセンスですが。

逆芥川賞

所詮ネット上に転がってる小説もどきなんぞ、書いているやつの妄想のみ何だから許してやれよ。

後に許してやれよを言い換えれば「大して期待するな」という意味であるとされているので「ネットに転がってる小説もどきは書いているやつの妄想ばっかなんだから期待するな」と読み替えますが、それでも「まぁ仕方ないわな」と結論付けてしまうことはできません。

誰でも読める公の場に小説と銘打って公開すること、そのうえ検索エンジンなるものへ登録して「うちには小説がありますよ」などと誘導したからにはそれなりに責任というものが生じるでしょう。「面白くなくても許してね、うちは趣味でやってるから」という言い訳を許してしまうことが誰のためになるでしょうか。WWWに公開した以上、内輪だけで成り立つものではないわけで、金を取らないにしても確実に時間は消費されているわけで。

さらに問題であるのは、Nezmi 氏も指摘されていることですが妄想ですらない、「願望」を書き連ねただけのクソったれ文章が想像以上に氾濫していることであって。途中で読む気がなくなる文章の条件 にもやたら美形だらけという項目が挙げられており、その手の物書きが口にするのは「趣味なんだから」であるわけで、この点が一番問題なのではないかなぁと考えたりするわけです。

追記。

Web 上の小説のようなもの

芸術って不特定多数のフィードバックを受けることで、その質や価値が向上するものなんだろうか。

質が向上するというより、淘汰されていくのではないでしょうか。結果的に全体として見れば質が向上するかも知れませんが、しかしそうやって向上していくのは既に淘汰された一部であってやはり総体的には常に発生と淘汰の段階を繰り返しているわけで、発生する量が淘汰されて切り捨てられた量を上回っている状況では全体の質が向上しているとは言えないのではないかと。

何言ってるかよくわからんなこれ。

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