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欠点の指摘とか

広く公に文章を公開しつつ議論・討論をなさる方々は今日のインターネット上に数多く存在する(インスタントメッセンジャーとかログの公開を想定していないものでなく、HTML ファイルで参照したりされたり、の)。ディベートが弱いとされる日本人の性質を払拭するかのようなこの動きはもうずっと昔から続いていて、それを遠巻きに眺めることを趣味とする人もいる。そこから口を挟む人もいるし、こっそり間違いを指摘する人もいれば、突然主役になろうと飛び込む人もいる。大抵どれも見ていて興味深いし、本人たちも楽しんでいることと思う。

けれど、たまにどうしようもなく的外れなことを発言する人がいて、こういう人にはどのように対処すればいいのか、ということが数年経った今でもわからない。討論慣れしていないだとか語彙が少ないとかではなくて、決定的に読む力が欠如しているか、自分に物凄く甘いか。ある人たちは「そっち方面の知識はないのでよくわかりませんが」と、丁寧に自分が無知であることを前置きとして予防線を張ってから主張する。相手に自分の知識不足を欠点と指摘される前に自分から暴露して、そこは突かれても自覚してますから痛くも痒くもございませんよ、ということだろうか。正直そこまでして輪に加わることがどのように感じるものか想像がつかないのだけれど、主張したい主役になりたい、そういう願望でそういう行動に出るんでしょうかね。

とか書いてるけど、自分もそういうことやってそうだなぁなどとも思う。無意識のうちの防衛線というか。指摘されにくくする小細工を無意識にごそごそしてたら、とか想像すると自分に幻滅する。ああ。

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