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言葉のマジックっていうか

日本語の長所あるいは短所として「曖昧な解釈を可能にする語尾」というものが広く蔓延していると思いますが、みたいな。

「イヤガラセ」騒動について

「イヤガラセ」の中身を問いただすのではなく、「イヤガラセ」という単語に条件反射する意見ばかりだったのには正直うんざりした。

漫画家施川ユウキ(「がんばれ酢めし疑獄!!」作者。サイト できてた)がどこだったかのコラムで「罰ゲームは『ゲーム』という言葉で語感を濁らせてはいるが、間違いなくあれはただの罰である。言葉のマジックに騙されてはいけない」的なことを書いていた覚えがあるのだけれど、それと同じ原理で「○○的□□」という表現を行ってしまえば、後で揚げ足とられても「いやぁそれはあんたの拡大解釈だよ、大げさだなぁ」なんて逃げ仰せることも可能なわけで。

「合法的イヤガラセ」であっても嫌がらせは嫌がらせであって、それが持つ許されざる本質を合法的といういかにも誰であろうと許容してしまう範囲のことであるかのように装飾することで最初っから逃げ道を作ろうなニュアンスの発言であったのかも知れませんが。言質取られちゃうような立場であればもっと配慮するべきっていうか。みたいな内容の意見です。語感弱めまくり。

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