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コメント → トラックバック → テキストサイト
- Memo
- 2004-05-14T11:49+09:00
コメント欄はちょっとした突っ込みやら誤字・脱字の指摘なんかにはちょうど良いサイズだなぁと考えたりするわけですが。
ぼくはあまりに旧式な人間で、blogのコメント欄がどうしてもなじめない。たとえば今までなら、掲示板というコメントを専門としたものをおくことで、話題をそれほど限定せずに、縦横無尽にさまざまなことに言及したり馴れ合ったりしていたものだが、blogツールの普及により、そういう過度な接触ができなくなったと思うのだ。言及されたものへの言及という、よく言えば秩序だった、悪く言えばとてもつまらないものになったと思う。
今後ますます blog というものが浸透していったなら、コメント欄の必要性はどんどん薄れるのではないかと思います。誰かの文章に対して何かしら物言いがある場合、コメント欄に書き込んだりせず自分のサイトに記事を書いて、相手の該当する記事へトラックバックする(あるいはただ引用だけで済ませるかも知れませんが)、というような形態になるのでは。というか、そうなって欲しい。ならないかな。なるといいな。
というかこれは以前からあるテキストサイトの形態だなぁと気付いたり(まさしく加納さんのサイトだったり)、結局のところ根本的な部分では大騒ぎするほどの変化は起こっていないのかなぁなどと考えたり。
あー。PC がヤバイ のと居酒屋にメガネを忘れて遠地の友人が預かったままという状況がひたすらに焦燥心をかきたてるので、いつにも増して中途半端な文章しか書けない。ダメだ。ダメダメだ。ぐずぐずだ。
Comments
AVALON
- 2004-05-16T21:51+09:00
と書き終えて、下のトラックバック見たら、ほとんど同じこと書いてたね(笑)。
同じ内容の場合、ここで読むのと、コメントするのと、
その内容に違いはないどちらが有意義か。
書き手にとっては自分のサイトに書いた方がいいだろうし、読み手にとっては同じサイト内で読めた方が楽ですね。
失礼しました。
イソムラ
- 2004-05-16T23:21+09:00
>今後ますます blog というものが浸透していったなら
こういう条件の下に妄想を書き連ねていますので、ここに書いてある内容が例えば明後日に実現するなどとは夢にも思っていません。またそうなったところでメリットよりデメリットの方が大きいだろうことも認識しています。
ということに言及したこちらのエントリーへどうぞ。
http://404.junkwork.net/archives/000378.html
AVALON
- 2004-05-17T00:37+09:00
>今後ますます blog というものが浸透していったなら
>>こういう条件の下に妄想を書き連ねていますので、
>>ここに書いてある内容が例えば明後日に実現するなど
>>とは夢にも思っていません。
たしかにそう仰ってますが、別に私も明日、明後日なんて思ってませんよ。
いくら浸透したところで書く側のリテラシーっていうのは変化しないわけです。メディアがコンテンツの形態を変えうることはあれど、質までは変化しない。それは10年先だろうと、同じこと。結局質が変わらなければいくら浸透しようと、同じ割合でゴミが増えるだけ。
>またそうなったところでメリットよりデメリットの方が大きいだろうことも認識しています。
こういう態度は面白くないなあ。何かを主張するならそれこそリスクを負わないと。何かを主張しつつ、でも自分はそれが間違っていることも分かっている、なんていちいち逃げ道も確保してたら(それも理由をしっかりと述べずに)誰にも相手されなくなりますよ。
いずれにせよ、向こうの記事でご自分で結論されてる通り、
>手段が整備されれば状況が全部良くなるわけではないですよね。どちらにしろ使う人次第、ですね
ってことですね。
別に噛み付くつもりはないんですが、ただ余りにもインターネットそのものをblogっていうものに捕われてひどく狭義に理解してる気がするので、突っ込ませていただきました。
>今後ますます blog というものが浸透していったなら
と管理者さんが夢みる誰もがtrackbackするような時には多分、また別のテクノロジーが出て同じような議論繰り返すだけですよ。結局技術が何であろうと、コンテンツそのものの質は変化しないわけで。
中途半端な文章ですいません。もちろん上に書いたことのデメリットも分かっています。
イソムラ
- 2004-05-17T00:59+09:00
> いくら浸透したところで書く側のリテラシーっていうのは変化しないわけです。メディアがコンテンツの形態を変えうることはあれど、質までは変化しない。それは10年先だろうと、同じこと。
さて、どうでしょう。十年先に何もかもが今と全く変わらない状況である、と断じてしまうことは早計であるように思います。何かのツールが普及することが利用者の意識・本質に一切影響を及ぼさないのだというのなら、状況というものは何によって変化するのでしょうか。
> >またそうなったところでメリットよりデメリットの方が大きいだろうことも認識しています。
>
> こういう態度は面白くないなあ。
いちサイトの管理人であるところの私としては、突然現れて挨拶等一切なく「こういう態度は面白くないなあ」と一方的に自己主張する閲覧者の書き込み態度というのはあまり面白いものではありませんけれどね。
そのへんの言及は先に挙げたエントリーにて多少触れているのでそちらをどうぞ。
> 余りにもインターネットそのものをblogっていうものに捕われてひどく狭義に理解してる気がするので、突っ込ませていただきました。
それはどうもご親切に。
> 自分はそれが間違っていることも分かっている、なんていちいち逃げ道も確保してたら(それも理由をしっかりと述べずに)誰にも相手されなくなりますよ。
> 中途半端な文章ですいません。もちろん上に書いたことのデメリットも分かっています。
まずご自分が仰ることを実践されてはいかがでしょうか。
Trackback
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- Code-404
- コメント欄の必要性
- 2004-05-14T19:58+09:00
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それでは自分のサイトを持ってなければ意見する場が無くなるんじゃないかな。トラックバックと比べるとどちらも重要で、またどちらも重要ではないのかと思います。
AVALON
そうかなあ。そういう必要があれば、最初から誰かがトラックバックなんか考えると思うんだ。だけどさ、「ウェブ見てる人=ウェブやってる人」なんていうのは所謂bloggerの良くある錯覚で、大規模なサイトになれば成る程、トラックバックなんかよりもコメント欄の方が盛り上がるわけ。
例えばサイトもってなくたってコメントで面白い事言える人はいるし、逆にサイト作ってトラックバック送りまくってるけどそのことごとくがつまんない人だっているわけでね。
それに全てのサイトが何にでも言及出来るサイトではないわけで、むしろ面白い、人気サイトっていうのは大抵何かに内容が特化してるわけ。だから専門的な人が集まって面白いんであって、例えば映画好きだけど、生物学のサイトやってる人がどこか映画ファンのサイトに言及したいとした場合、トラックバックするよりも相手のサイトに言ってコメント書き込んだ方が遥かにお互いにとって有益だったりする。
また読者=ユーザの側から見れば、下らないトラックバックなんてのはほんとにいい迷惑で、一個の記事に対していちいち一回一回元記事のサイトに戻って全部の記事を参照しなきゃならない。見る側の転送時間やの手間を考えるとそんなことするくらいならコメント欄に書き込んだ方が書く側にとっても見る側にとっても早いわけで。丁度今私がコメントを書き込んでるようにね。
もちろんトラックバックの可能性それ自体を否定するわけはないけど、コメントよりもトラックバックが勝る、なんていうのはblogやってる人の妄想です。
なーんていう長いコメントはトラックバックにして自分のサイトに書かないといけないのかな。