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本当に怖いこと

怖さの基準は人それぞれですけれども。

心霊ビデオ集

どちらかといえば怖いというよりは笑える映像でした。心霊ビデオを「有り得ない」という前提で観てはダメですね。あるはずのないものが映っている、あるいはあるはずのものが消えているといった現実からかけ離れた不自然さが強いほど(より心霊ビデオ・写真らしいほど)滑稽に思えてしまいます。
逆にテーマパークのお化け屋敷は苦手です。心霊ビデオや写真と違ってお化け屋敷はお客を怖がらせる仕掛けやスタッフが確かにそこにあって(突然に)脅かしてくるのでどうも駄目。

多分自分と正反対の感覚なのだろうなぁ、と思うのですが、私はホラー映画やお化け屋敷なんかを笑ってしまう側の人間です。ホラー映画の撮影現場で物凄い形相を作る役者や、「脅かそう脅かそう」と物陰に隠れているバイトの人なんかを想像すると面白いなぁ、と。「呪ってやる」なんて雄叫びを上げながら客を追いかける幽霊に扮したテーマパーク従業員が仕事後帰宅して夕飯を食べるところだとか想像するともう。

逆に心霊写真や心霊動画を怖いと思うのは、そこへ登場するキャストの考えが全く読み取れないからで。何かの弾みで死んでもなお写真やビデオカメラに写りたがる(多くの場合そういうことにされてるのでそう考えてますが)意図が全くわからないから怖いのです。一番目立つ場所に出てくることもしなかったり、写りたいの?写りたくないの?写ってどうしたいの?と、そこがわからないから不思議で、時に恐ろしく思うわけです。

長々と書きましたが、一番怖いのは普段何気なく接する人たちです。生きてる人は自分に実害を目に見える形で及ぼし得るし、当然多くは何を考えているのか不明です。全くもって生きている人間というのは恐ろしいものです。社会不適合者とか言うな。

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