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文字サイズについてのアレ
- Memo
- 2004-02-13T21:59+09:00
なんかうろうろしてたら数ヶ月前のものながら面白げな記事発見。
原則論での批判
CSS適合ブラウザは、絶対指定(註)された文字サイズを変更できるとは限らない。ユーザースタイルシートを使わない限りは。従って、絶対指定された文字サイズは変更できないと考えるのが原則である。
(註): この人は px も絶対指定としています。
px(ピクセル)は既述した通り相対単位です。 相対単位は変更できると考えるのが原則です。 さらに、より良いスタイルシート追求の基準として「解像度に依存しない」 とされていますが、スクリーンメディアにおいて文字サイズのような見栄えは必ず解像度に依存します。 解像度に依存しないという理念なら、HTML で実現されるべきです。
px が「相対単位
」なのかどうかよく知りませんが(相対か絶対か、の基準とかよく知らない、の意)、つまり「相対単位は変更できると考えるのが原則
」という考え方が根底にあるということも知らなかったわけですが、現在 Win のブラウザ市場のほとんどを独占している MSIE では px 指定の文字サイズは変更できないようです。当然このような記事を書かれるのであれば、一般にどのようなブラウザが利用されているか、ということは重々承知のことかと思うのですが、その上で「相対単位は変更できると考えるのが原則
」と切り捨てることは、それこそ「原則論での批判
」ではないのですか。
「解像度に依存しないという理念なら、HTML で実現されるべきです
」というのもよくわかりません。そもそも HTML はマークアップ言語であるので意味・構造がブラウザに対して示せれば良いのであって、解像度に依存する・しないの話が根本的に筋違いなのではないですか。
「閲覧者側に支障と負担を強いかねない」という意見がありますが、何度も言います。 それは環境や時代、または人によって変化するもので、そういう基準を原則とするのは誤りです。 事実、Mozilla や Opera ユーザーは、文字サイズが固定されていても気付かないのです。 文字サイズが「固定」されていることによって中身が読めない HTML 文書など(仕様上は)有り得ません。
「強いかねない
」という表現は「強いる可能性がある」ということなので、原則云々というのも何だか間違っている気がするのですが。「Mozilla や Opera ユーザーは、文字サイズが固定されていても気付かない
」とのことですが、先に述べたように Windows ブラウザ利用率は MSIE が圧倒的に独走状態なのであって、そのことを知っておきながら敢えて正反対の方向へ走りつつ「(仕様上は)有り得ません
」とか予防線張るあたり、それだけで意地汚く見えてしまう。一度バカでかいモニタでサイト見てみると面白いことになるんじゃないかなぁ。逆でもいいんだろうけど。
恒久的なものなんてほとんどないような現状でアレはいいアレは悪いってのがそもそもアレなんだけど(アレばっか)、叩かれること書いてるって自覚があるんなら予防線張りまくりの返信するのはどうよ?とか、仕様書一切読まずに文字サイズに 90% とか指定してる人に言われてしまうくらいあちこちに穴のある文章ですよ、とかそういう意味のない文字の羅列を最後まで読んでしまった方はご不運でしたね(誰?)。
とりあえず、眠い。
22:03 追記
えーと、対応策知ってるんだったら施せばいいのに、とそういうことです。
アサノ
>仕様書一切読まずに文字サイズに 90% とか指定してる人
ノシ