Archive

月にて大地主

なんとなく気になったり。

UnknownPlace. - 火星の土地、買える?

うおお、すげぇ!! 安いっ!

とか思って見に行ったんですけど、この販売元のページがものすごい胡散臭いような...。なんだこれは(笑)

確か少し前に、月の土地売買に関して「権利書は何も権限を持たない」みたいな判決がアメリカかどこかで出てなかったなぁ、とかふと思い出す。ので、ちょっと調べてみた。

長いので以下追記。

Google 大活躍。

FAQ: 月協定・全文

  1. 月は、もっぱら平和的目的のために、全ての締約国によって利用されるものとする。
  2. 月における脅迫、武力行使その他の敵対活動又は敵対活動の脅迫は、禁止される。そのような活動を行なうために月を利用すること、又は、地球、月、宇宙船、宇宙船の要員若しくは人工宇宙物体に関するそのような脅迫に従事するために月を利用することもまた禁止される。
  3. 締約国は、核兵器及び他の種類の大量破壊兵器を運ぶ物体を月を周回する軌道、月又は月の周回軌道に到達する飛行経路に乗せないものとし、これらの兵器を月面上又は月内部に配置しないものとする。
  4. 月面上における軍事基地、軍事施設及び防備施設の設置、あらゆる型の兵器の実験並びに軍事演習の実施は禁止する。科学的研究又はその他の平和的目的のために軍の要員を使用することは禁止しない。月の平和的探査及び利用のために必要なすべての装備又は施設を使用することも、また禁止しない。

月星虹: 月の土地

この月協定では、月の表面上又は月の表面下におけるいずれの場所においても、月の探査及び利用の活動を行うことができるとされています。

つまり、個人で購入した月の権利書の有無にかかわらず、月協定に署名または批准している国家によって、月の利用は自由に認められているので、月の権利書は必然的に効力を持たない物になるわけです。

こうした事実のうで権利書を販売し料金を支払わせることについて、詐欺商法としてのレッテルが貼られるのも近いことだと思います。

つまりダメっぽいです。

権利主張しても認められないどころか、そもそも月に行けなかったら何の効力があるんだろうとは思うのですが。ロマンチックと言えば聞こえはいいですけども。

Comments

Trackback