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2005年01月30日

一ヶ月間の停止と勉強と試験

知っている人もいるし知らない人もいるし、そのどちらにとっても多分どうでもいいことなのだけれど、僕は四年制大学で看護学を専攻して勉強している。ついこの間卒業論文を提出し発表会も終え、一応卒業単位も足りて(多分)いるし就職の内定も出ている。一見というかぐだぐだやっていた割には贅沢なくらいに順風満帆であるのだけれど、ここへきてその体たらくを打ち砕かんとする最大の障壁が目前に立ちはだかっているのである。その壁というのは、いわゆる国家資格試験というやつである。これに見事合格して国家資格を取得しないことには働けない。就職取り消しも当然であろうし、年に一度しかない試験なので一年間を受験勉強に費やさなくてはならなくなる。それはぜひとも避けたい。金銭的にも勿体ないしモチベーション的にもどうかと思う。性格上、一度目でダメだったことを時間をかけて再挑戦したところで大した進歩ができるタイプではないのだ。合格率九割前後の、一般的に言えば割とイージーな試験で、うちの学校(約八十人が受験)からは年に一人か二人落第者が出る程度なのであるけれど、じゃあ今その八十人から落ちそうな一人二人を選べ、と言われたら自分が入らない保証が全くないのである。これは正直どんなスプラッター・ムービーを体験したって免疫ができるものではない。落第者選択肢最有力候補という狂気が、今まさに襲いかからんとしているのである!

大仰そうに書いたけれど、要するに受験勉強するのでお休みしますということです。でもインターネットを一週間切らすと発作を起こす体質(情緒不安定になっていろいろアレする)なので、MSN メッセンジャーなんかはたまにというか割と頻繁にサインインするかも知れません。アカウント期限切れしたくないしね!

お休み中にもできそうなこと
  • メッセンジャーへのサインイン
  • 掲示板・コメントへのレス
  • mixiorkut でのメッセージのやり取り
お休み中にはできなさそうなこと
  • 404 の更新
  • monologue の更新
  • IRC への参加
  • 気合いの入ったメールへの返信

ここへ目を通す方々であれば僕がいかに意志が弱く努力のできない人間かを知っていると思うので(そうか?)、上記のあれやこれやは結果的に全然嘘っぱちになるとかそういったことも十分ありえます。というか本当にテスト勉強というかそういう類の勉強方法がわからなくなってしまったのだけれどどうしよう。というかそんなことは一ヶ月前になって言い出すことでもないし、そもそも問題集を一ヶ月前になってようやく買うというのも他の受験生に対する申し訳なさしか、という状況なのだけれど、本当に大丈夫だろうか。無理か。いやいや。頑張るよ。できる限りは。でも努力できる範囲超えちゃったら仕方ない!

本当は大学受験生らがネットから撤退する頃に同様に撤退するべきだったのだけれど、意志の弱さとかそういうアレで結局一ヶ月前まで居残ってしまった。というかこの撤退宣言を最後に本当に撤退できるかも怪しい。四月になって「就職したはいいけど仕事キッツイわー」とか腑抜けたことを書かなかったら、何というか試験は残念な結果になったのだと思ってください。何の前触れもなくこのエントリーを削除したときも同様に。気遣ってやってください。いろいろ美味しいものを送ってください。よろしくお願いします。

とりあえずやり残したことはないか、とブックマークを巡っているうちに思い出したので、上海問屋Evergreen MP3 プレイヤー を注文した。大して音楽聴くわけではないので 128MB で。アルバム二・三枚入れば十分十分。これで図書館での修行(勉強)中雑念に捕われることも減少して人類皆幸せになれるのではないかと思います。いい仕事したので今から寝ます。おやすみなさい。

  1. 注文時の値段 : 4,742 円
  2. 注文直後に値下げ : 3,791 円
  3. orz

ますますネット通販に不信感。

少なくとも十日あたりまでには届くんじゃないかとは思うのだけれど、これってちょっと遅くないですかね?さすがに。

  1. 2/1 午後二時頃、銀行振込にて入金
  2. 2/2 午前十一時、入金確認メール届く。「翌営業日の注文として取り扱います(ていうか午後あるんだから働けよ)。原則的に翌営業日または翌々営業日の出荷になります」
  3. 2/3 (注文受付)
  4. 2/4 (受付翌営業日)もしかしたら発送?
  5. 2/5 (休業日)土曜日なので仕事お休み
  6. 2/6 (休業日)多分 2/4 に発送されたら届く日
  7. 2/7 (受付翌々営業日)2/4 に発送しなかったらこの日発送
  8. 2/9 (翌々営業日後二日)多分 2/7 に発送されたら届く日

いやまぁ全体としては入金後約一週間だから何てことはないことなのだろうけれど、二月一日の夕方とか二月二日の午後とか仕事しないんですかね?業務は午前のみ?もし一日に注文受け付けてもらえていたら最低三日には発送して、多分五日頃に届くと思うのですが。あるいは入金確認した二日の午後に注文受け付けてもらえていたら四日には発送できていて、六日あたりに届くんですよ。別に勤務体制に小うるさく口出しがしたいわけじゃないんですが、そこんとこちょこっといじったら顧客満足がいくらか、という話であって、まぁ結論としては「インターネットで買物面倒くさいな」ということだったりします。

2005年01月26日

不安の種

中山昌亮 氏の「不安の種」一・ニ巻を古本屋で買う。久し振りにかなりの大ヒットだったのでつい駄文などを乗せてみる(まぁ この間 買った田中圭一もヒットといえばヒットなのだけれど)(閾値が低いといえばそういうことです)。

とりあえず、まず言えることは、「呪怨は怖いけれどもう一回くらいは観たい」「リングは日本版もハリウッドリメイク版も欠かさず観ている」「貴志祐介の 黒い家 は原作小説を楽しく読んだ」「ジェイソンよりもフレディの方が好き」「ハンニバル・レクターは小奇麗過ぎるので恐怖感の対象というより尊敬の対象である」というような意見をお持ちの方には問答無用でお勧めであるよ、と。あるいは HR.Giger や Beksinski のイラストに心奪われたことのある人には雰囲気がお勧めであるよ、と。厳密には多分 Beksinski とは全然毛色が違うものなのだけれど、どことなく異様さ(異質さ)を感じるイラストに魅力を感じるのであれば楽しめるのではないだろうか。とりあえず 表紙 は見るべき。

中身は超短編のホラーコミックで、四頁かそこらで終わるようなものばかりなのだけれど、タイトルでもある「不安の種」を捲くことが方法であり手段である、というまたわかりやすい漫画。落ちも教訓も何もない。投げっぱなし。投げっぱなしスープレックス。とにかく不安を煽る絵、不安を煽るシチュエーション、行動、動き、容姿、異質さ、全部ごった煮にして一つの物語形式でオムニバス、という。そして、クオリティが物凄く高い。絵柄は実に無難で(背景はきっちり上手、人物は特に癖もなく受け入れやすい絵柄)、荒れもムラも少ない安定したものなのだけれど、だからこそ「不安の種」とのギャップが浮き彫りになっていて面白い。というか怖い。気持ち悪い。本当に不安になる。

一巻・フタの章 では「学校」の計四話、「訪問者」の計五話、「道端の影」の「降る?」「道に棲まう」が特に素晴らしく、中学生高校生であれば「学校」の四つの話はどれも身近に感じかねないことであるだろうし、翌日学校に行った際にふと思い出して不安になるかも知れない。二巻・ぼーの章 では「公共の場で」の「暗黙の了解」「匂い」、「さそう者」の「かくれんぼ」「同意」、「自宅にて」の「ちらちら」「鈍感」、「出会ってしまった」の「接触」「海を見に行く」「飛ぶ人」、「気のせい?」の「ヒマつぶし」などがお勧め。ていうか自宅でこんなことあったら生活していけない。不安で。

少女漫画的なホラーコミック(和製ホラー映画のコミック化したやつとか)に食傷気味な方には特にご飯三杯くらいイケるんじゃないかと思われる一品です。お勧め。

2005年01月21日

パーソナル・ライブ

規則正しい生活を一日でも乱すとそれ以降はもう悲惨なものになるのである、というか規則正しい生活なんてここ三週間ほどつまり年明け以降一切無縁のものであるのだけれども、勉強というかきっちりやるべきことをやるということに当てはめて考えてみて欲しいというか今「勉強」ってタイプしたら俄然やる気が削がれたという魔法のような言葉であるけれど不思議といい気がしないのでしばらく考えないことにする。

自転車には購入当初ライトが付いていなかったので買いに行く。鍵とか空気入れ買いに行ったときに一緒に買えば良かったものを。過去の自分というのはとにかく間抜けに思えて仕方がない。同じ論理でいくとこの文章も二時間後あたりには破棄したくてたまらないものになるであろうから、二時間経たないうちに書き上げてしまわないといけない。いけなくはないけど、何かこう、映画のストーリーに例えるといけない。例える必然性はない。だからいけなくない。今そう言ったよね?言ってる言ってる。良かった良かった。良くはないか。

ライトを買った帰りに(実はライトを買いに家を出たのが六時過ぎだったので既に真っ暗)(自転車には購入当初ライトが付いていなかった)(気持ち悪いループ)古本屋に寄って、よしもとよしともの 青い車 と田中圭一の 神罰 を買う。中山昌亮の不安の種という漫画が以前売られていたのを逃したのを思い出す。というか別の古本屋だったことを後で思い出す。立ち読みしただけでも気持ち悪かったのが、暗い中で自転車漕いでる間に思い出すとますます気持ち悪い。ライトが付いていないせいもある。不安になる。

図書館で借りた CDCCCD だった。借り物の CD がパソコンで聴けないのは、残念だけどどうということはない。買った CD が聴けなかったら投げ捨てかねないけど多分投げ捨てないからいいか。お金を出して円盤を買うより、お金を出して権利を買って、それで音源を何度でも DL できるようなシステムだったら良かったのにね。残念ながら当時はそんな設備と環境と構想が整っていなくて、今はもう柔らかい頭がないらしい。

真琴さん何で 404 ?と問い掛けられたことに答えるような文章を書こう書こうと思っているのだけれど、どうにも書き上げる気力が沸かない。僕はこつこつ書き上げていくタイプではなくて、十分か十五分時間のあるときに気力が充填していれば書いてみせるぜ!という典型的な兎タイプ(『童話・兎と亀分類法』 による)であるので、まぁつまりはそういうことです。

あと懲りずに中原中也の云々、ということもやっていて、全集とか読んでいて、Unicode ネイティブ(?)なエディタを導入していたり Unicode なフォントを探したりしていたりする今日この頃です。

元気っちゃ元気ですよ実際。

2005年01月17日

羊たちの沈黙(特別編)

やっぱり何かこう、「好きな映画十作品挙げて」って言われたときに咄嗟に思い付くようなのは、レンタルで何度か観て済ませるんでなくて手元に DVD を置いたらいいんじゃないかなと思うわけですよ。明らかに配給会社の商業戦略に乗せられてる節はあるけれど幸せであれば良しとする。良し。

羊たちの沈黙は何度観たか正確には思い出せないので思い出そうとはしないのだけれど、とりあえず両手で数えられるか?数えられないか?というくらいには観ていて(片手は十の位、とかナシね)、だからもう組み立て方がどうのこうの演出がどうのこうの演技がどうのこうのというのは今さらああだこうだ言うことではなくて、じゃ一体何かっていう話なんだけれど、手元に置いておき何度も鑑賞しておきながら DVD 特典を全然観ていなかったという。半ば気付いていなかったという。ケース開けたら一目散でプレイヤーにディスクセットして映画鑑賞体勢に遷移していたという。バレンタインデーにそわそわしている男子中学生かのような雰囲気であって、もっと落ち着けよとそういう話であるわけで全くもって情けないというか。

で、今日手元にある DVD ためつすがめつ眺めたりしてみたのだけれど、結構これって特典豊富なんですねという結論に。そりゃもう十四年も前の映画に今さら(デジタル化されて劣化しない媒体に記録されている、とはいえ)新しいメディアでまた出しましたよ、買ってくださいね、と言われてホイホイ買う人はいないだろうというかこれだけメジャーだったら新規のお客さんもいるかというかお客さんは表現としてどうかと思うけど長くなりそうなので割愛。

収録内容
  • 未公開シーン集「レクターからの電話」「救急車で逃亡中のレクター」他 計約20分
  • ドキュメンタリー『迷宮の中へ』約60分
  • メイキング・オブ『羊たちの沈黙』約8分
  • NGシーン集
  • A・ホプキンスの電話メッセージ
  • 『ハンニバル』予告編
  • オリジナル劇場予告編
  • TVCM集
  • フォト・ギャラリー(約110点)

本編 118 分に対して特典映像が合計約 88 分。その差三十分。というか本編観た後にドキュメンタリー一時間観るのはキツそうだったので小ネタ(?)を観ることにした。フォトギャラリーもリモコンとか操作面倒な気がした(あくまで気がした)のでパス。メイキングとか未公開映像が特典として付属しているのはよくあるように思うけれど、NG 集ってどうなの?という感じのアレだったわけですけれども。

良かった!「両手をヒップに!」良かった!

あと毎回名前を覚えて後で調べようと思って忘れてしまうのが「死の頭」の学名なのだけれど、今回は覚えられたので調べたら以下のような感じのことでした。

メンガタスズメ(面形天蛾) というのは実在しているのだろうけれど、ドクロメンガタスズメという和名(?)は創作だろうか。検索すると 600 くらい引っかかるけどほとんどが羊たちの沈黙関連。

ヨーロッパメンガタスズメは英名を Death's Head Hawk-moth と呼ばれるように、胸部に頭蓋骨のような目立つ模様があります(和名をドクロメンガタスズメと呼ぶ場合もあるようです)。この独特の模様のため、この蛾をめぐって多くの迷信があり、死や不幸の前兆として嫌われていました。開張が10-14cmと大きなスズメガで、地中海沿岸、北アフリカに生息し、ヨーロッパに向けて北方に移動(渡り)を行います。おそらくセントヘレナにも生息しているのでしょう。

キャッシュでは上記のような記述があったけれど、だとすると映画内で「アジアにしか生息しない」みたいなことを言っていたのは云々。書きたいように書いてたら無駄に長くなった。端的にまとめると、アルティメット・エディション とはどういうことだ、けしからん、欲しいじゃないか、ということです(DVD 特典が豊富だという辺りの話に戻る)(配給会社の商業戦略に乗せられている)。

2005年01月14日

印刷用のスタイルシートとアレ

monologue の印刷用スタイルシートを書いているのだけれど、link 要素から media="print" を指定して rel="alternate stylesheet" で読み込ませるとき、title 属性が rel="stylesheet" のものと同じでないと読み込まれないという現象(Mozilla Firefox)。これって仕様というかこういう動作が普通のことなんでしょうか。とりあえず書きかけだけれどメモがてら。後でまたいろいろ追記するよ。予定は未定。

とりあえずトップページにだけリンクさせてみた。Opera は h1 要素の border をうまいことアレしてくれない。a 要素の href 属性(URI)を after で書き出しているのだけれど、相対パスでも絶対パスに変換(言い回しが微妙)して書き出してくれるのはとても便利。助かる。でも h1 要素の border が(以下省略)。

全部のページに適用させてみました。フォームとかナビゲーションは印刷用には必要ないよ、ということで。という方向性で。

そのうち 404 用にも書こうかなあ、という。

2005年01月11日

デイ・アフター・トゥモロー

劇場に観に行っておきながら DVD を購入してしまうという幸せなうちの家族。両親。しかもインデペンデンス・デイとの抱き合わせ販売だったりして、そのうえインデペンデンス・デイは既に DVD 持ってたりしてね。先着一名様に差し上げます。いやもう本当に。

映画として観ておくべきポイントは多分、ローランド・エメリッヒの描く極端に美化されたアメリカ大統領と(ID4 でもそうだったけれど、何か利益享受でもしてるのか?)、小学生にもわかるくらいシンプルでストレートな伏線と、開始後十分程度で現れる物凄い不思議な日本のような国(なんとその国では日本語らしき言葉を使い、日本人にそっくりな外見的特徴を持った住民が現れる)あたりではないか。特に最後の日本みたいな国に関しては、「高級 鉄板焼き 山本」とかいう日本語あるいは中国語を用いた看板(うろ覚え)なんかの配色センス、またその街並みや人々の雰囲気は一見の価値があると言えるのではないだろうか。今確認したので間違いなく 2004 年劇場公開作品なのだけれど、その日本のような国で日本人みたいな名前のサラリーマン(ケンとかそんな名前)の持っている携帯電話がどう見ても 90 年代後半のものであるといったオリエンタルごった煮異国情緒溢れまくりの様相であるとか、またどうにも郷愁感を覚えることの出来ない作りの屋台(物凄いアグレッシブだよ!)あたりのアバンギャルドさはモデルとはいえ現実の日本国にも学ぶべき部分が実に多数存在するのではないかと考えられる。いやでも歌舞伎町とかってあんな感じなのかな。

この映画を観て一番強く感じたことは「日本の映画内のニュース報道とかってどうしてあんな嘘くさいんだろ」ということであったりする。アメリカやその他欧米諸国のテレビ番組を普段目にすることがないから先入観からそう思うのかも知れないけれど、本映画内でのテレビ番組というのは実に「ありそう」な報道だったように思えたのに比べ、日本の映画、例えば特撮映画『ゴジラ』内で被災状況を伝える報道番組がとても嘘くさいのはどうしてなのだろうか。NHK 的な作りのニュースに馴染みがない、ということもあるかも知れないが、『ゴジラ』シリーズのどの作品だったか、デーモン小暮が出演していたバラエティ?番組から緊急ニュースに切り替わるシーンがあったはずだけれど、あのバラエティ?番組も実に嘘くさくて幼少ながらに「うわー」とか思ったことを覚えている。本映画のようにリアルな(雰囲気の)テレビ番組を含んだ邦画というものがあったらぜひ観てみたい、と思った(ていうかそもそもテレビを観てるシーンが印象的な邦画って少なかったりしますか)。

あと、欲張ってテーマをたくさん詰めるとこんなことに、という代表的な例であると思った。

2005年01月08日

ハンニバル

公開当時、映画に誘われて出向いて行ったら場末のバー以上に寂れた映画館に連れて行かれて、自分と連れとあとどこかの女子大生くらいの人と三人でシアターを占拠した、という思い出がありありとまざまざと脳裏に蘇ったりなんかしたりする丑三つ時。

正直なところあまりこの映画は好きではなくて、羊たちの沈黙レッド・ドラゴンDVD を持っているけれど(とか言いつつレッド・ドラゴンもあまり買う気はなかった。偶々安売りしてたから買ってみた、だけ)ハンニバルだけは持っていない。ジャケットも実に購買意欲をそそらない出来であったりで、あれでもこれって羊たちの沈黙の裏ジャケのアンソニーじゃね?ちょっとスタッフ愛情持ってね?とか頭の悪そうな応酬も繰り出そうってなもんです。愛情はありそうだ。購買意欲そそらないけど。羊たちの沈黙は蛾の造形に気付くかどうかでジャケットのアレ度が大きく変化するのではないかと思います。

この映画の何が残念って、クラリスのキャスティング。ジョディ・フォスターからジュリアン・ムーア。しかもジョディは パニック・ルーム に出演して「ジョディ・フォスターがハンニバルを降りても出演したかった映画」とかコピー付けられるしで(しかもパニック・ルームがまた面白くない映画で……)。おかげ様で本作品はハンニバル・レクターショウないしアンソニー・ホプキンスショウとなっております。メイスンがゲイリー・オールドマンだとかいう面白いキャスティングはもっと前面に押し出すべきだと思った。ていうか顔わからないと思ったけどそういうキャラだから成功かと思った。

あと原作の小説とエンディングが全然違っていて、まぁでもこれは時計じかけのオレンジでもシャイニングでもそんなもんだろうから気にしないことにした。不幸だったのは、映画公開前に原作を期待たっぷりに読んで後悔して、映画でもう一度後悔する二段落ちだったということだ。落ち?ともかくそういった思い出。

映画そのものに関してはどうということもないほど実に普通ですよ、としか言えないのでは。羊たちの沈黙から十年でこれか、というのもなきにしもあらずといった様相を呈しているとも言えるわけだけれど、別に羊たちの沈黙はリアルタイム鑑賞しているわけではないし、そもそも当時九歳であって小学校三年生であってそんな年齢であの映画を鑑賞するのはどうかと思わないでもないけれど、小学校入ったくらいの頃から親の趣味で十三日の金曜日とか観てたから別にどうということでもないかと思った。もうちょっとマシな映画を撮れてたんじゃないか、と思うわけですよ。

ジャガイモの毒で人は死ぬか

ジャガイモの毒を小道具に使ったショートショートを書いたことがあって(内容は実にくだらないものなので敢えてどれとは示さないけれど)、それに対して(積極的ではないけれど)リアクションをいただいた、というか、リンク付きでのコメントを見かけました、と。じゃがいもの毒って怖いんだね笑、とのこと。読解力不足かジェネレーションギャップかはわからないけれど、彼(彼女)がどういう意図でこのコメントを書いたか、というのがいまいち掴み切れず、多分「ジャガイモの毒で人が死ぬのかよ(笑」という嘲笑的なものではないかなぁ、という印象を抱きました、ということでこの文章を書き始めました。

死ぬこともあるそうですよ。

という、ジャガイモで本当に人が死ぬかどうか、は別に割とどうでも良くて、気になるというかちょっとアレだなぁというのは、「ジャガイモの毒では人は死なない」という根拠のない先入観か何かでもって怖いんだね笑とコメントする前に一応念のため石橋を叩いて渡るかのように検索してみる、とかいう選択肢はないのだろうか?というような。「ソラニン 中毒」で検索すると前述のページが一番先頭に引っかかるし(そのページ自体の信憑性はともかく)、自分と正反対の意見や見方をする人が現れたとして、自分の意見や見方の正当性や根拠を再確認するようなことは選択肢として優先度が低いものなのでしょうか、ということです。

知識として正しいものを持っているかどうか、は能力評価に使われることがしばしばあるけれど、コミュニケーションの際には割とそんなことはどうでもいいことが多くて、つまり、ジャガイモの毒が人を殺すことがあるかどうか?なんてことを知っていなきゃいけないということはほとんどの場面において重要ではないだろうけれど、ジャガイモの毒が人を殺すことがあるかも知れないことを可能性として認識できるかどうか?は割と重要だったりするわけですよ。無知は罪ではないけれど恥にはなり得るのです。

無駄に長くなりそうなので適度に切り上げる。

2005年01月02日

明けた → おめでたい → 占う → どうよこれ?

無事何事もなく新年を迎えました。「『あけおめ』とか『ことよろ』とか言っているやつを見ると軽く殺意を覚える」と新年早々犯罪をほのめかす発言をする友人らに恵まれた謹賀新年でありますが、初頭にナイナイの岡村が連呼していたしいいかといった例年並のぐだぐださでお送りいたします。今年もよろしくお願いします。

で、新年初日を過ぎるとやることもなくて(寝正月とかいうな)、SchemaWeb で面白い語彙を見つけて奇妙な FOAF に仕立て上げようとか考えていたら uranai vocabulary というのを見つけて早速取り込むミーハーな私でありますよ今年もひとつよろしく、と。で、新年なので占いでもしてみた方がおめでたいんじゃないかな、つまり占いました。

Yahoo!占い - 0学占い より。

せっかく新しい年を迎えたというのに、動きたくないのか寝正月を決め込みそうな雰囲気…。故郷に帰っているのなら、地元の友人との接触も図っておいたほうが健康的です。ある意味、それぞれ良い意味でも悪い意味でも変わってきた同級生と話をすることで、自分の中でも襟を正すようなことにつながってくるかもしれません。刺激を受けて、これからの自分の在り方を考えていきましょう。

熱くなりすぎないこと
今後のラッキーデー今後のアンラッキーデー
90日以内にラッキーデー、アンラッキーデーに該当する日がない場合は --- で表示されます。詳しくはこちらをご覧ください。
総合運---1月 6日
恋愛運---1月 3日
健康運------
仕事運---1月 5日
金銭運------

ちなみに年単位で表したグラフは こんな感じ になっていて、何かピークっぽいけど今年は浮気の年だそうだよ!やってらんね。あとついでにやった 哲学者占い はゲーデルでした。不完全性定理。

今年もよろしくお願いします。