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2004年12月31日

総括・2004

嫌だ嫌だとわめいてもあと十数時間も過ぎれば 2004 年は終わってしまうそうです。というかそこまで嫌だ嫌だとかわめきませんけどね。だって 22 歳になってそれはみっともないじゃないですか。21 歳だったらぎりぎりセーフだったかな。だから去年は物凄いぐずりました。嫌だ嫌だと物凄いわめきました。嘘です。ごめんなさい。誰も信じてないか。オゥイェ。今年一年を軽く振り返ってみることで自分に猛省を促すよ。

良かったゲーム・2004

Ci vilization III

2004 年というか、もっとずっと前から多分お世話になっているゲーム。面白い。面白いというかやめられない。やめられないから続ける。困った。他のことが手につかない。結構洒落にならない。

文明単位での戦略ゲームで、国家単位のゲームと大きく違うなぁといった雰囲気であるのは、都市を成長させるという内政的な面まで気を回すゲームだということ。敵文明の都市でも支配化に置いて統治することができるとか、植民地獲得して贅沢品確保してウヘヘヘヘなゲーム。でもヌルゲーマーなので高いレベルでは勝利できない。ヌルい。お勧め文明はロシア、皇帝はエカテリーナ。拡張は持ってない。

STARGAZER

一年半くらいずっと開発を見守っていたソフト(偉そう!)。リリースされたときは軽く小躍りして飛び上がったりする気持ちだったけれど、実際に PC の前で一人小躍りしたり飛び上がったりしたらそれは奇行なのでぐっと我慢した。

良い意味での「古き良き」が相当なレベルで展開される、「ほしをみるひと」へのオマージュ RPG。テンポ・バランスの良さ、やりこめる要素、どこか懐かしい設定やグラフィックやサウンドや。原作から受け継がれたであろう(何せプレイできないような世代なので推測)微妙なネーミングセンスや遊び心やあれやこれや。楽しみました。

洞窟物語

実はついこの間リリースなのでまだクリアしていない。というか倒せない敵が登場してしまったので詰まっている。ので放置している。ヌルゲーマーなので。

書き込まれているのに鬱陶しくないグラフィック(というかカワイイ)とか、そんな羊の皮を被っておきながら絶妙にアレしたゲームバランスとか、クリア後のやりこみ要素(がある、と噂に聞いています、と)なんかが相当マニアックな心をくすぐる的なそういった感じであると思います。キーボードでプレイするのはちょっと厳しいのだけれど(多分大丈夫な人の方が多い)(ヌルゲーマー)パッドを持っていないのでそこは何とも。アクションゲームにハマり込むなんてどれくらい振りか。

良かった映画・2004

ソウ(SAW)

久し振りに「映画館で観ておいて良かった!」とか思った。多分ホームシアター(死語?)で DVD 観賞、となると全然別物になるのではないかと。中身はもう量的にも質的にも満足で(ややネタの見える部分はあるけれど、それでも完全に映像メディアとしては成功していると思う。よ)、上映後のスタッフロールで席を立つ客がほとんどいなかったことがとても印象的だった。呆けてました。

メメント

リワインド・ムービー。もう何回観たことやら。記憶障害(前向性健忘)の主人公、体中の刺青、ポラロイド写真、ナタリー、テディ、ドッド、サミー、ジョン・G、バート、エマ。何回思い出しても、思い返してから観ても、面白い。クリストファー・ノーランのデビュー映画も面白そうなのだけれどまだ観ていない。あと彼の弟ジョナサン・ノーランの書いた短編が原作になっているそうなので(ノベライズ のあとがきあたりで確認)そのうちそっちを読みたいのだけれど(正直なところ前述のノベライズはちょっと酷かった。ネタとかプロットはまだしも、今野氏の文章力がどうだろう?的な。映像ありきで中立な読み方じゃないんだろうけれど……以下割愛)、和訳はされているんだろうか。どうでしょう。サミーの奥さん Björk に似てるよね。

キューブ

物凄く限定的な状況に放り込まれる、というシチュエーションが大好き。不条理で不可解ならなおさら。登場人物が十人以下に限定されているとなおよし。見えない黒幕の暴力によって人数が減らされていくとか、もうヨダレ出そう。つまり、エイリアン シリーズ(セットで DVD 出てるのか!中古で 1 が 1,500 円くらいでうわーい安ーいとかって買っちゃった気がする……)が生涯五本指に入るくらい良い映画だと信じている(最初の三つくらい。多分 4 は真剣に観てない)(エイリアン vs. プレデター?ハハハハハ)(関係ないけど AVP 作った何とかいう監督の代表作、カプコンの有名なゲームの映画化でミラ・ジョヴォヴィッチが主演のアレ、すげえつまんなかった)(話戻すよ)狭い価値観でもって映画を観ている身としては、こういった狭苦しい窒息しそうなアレは物凄く歓迎するべきものだったりするわけで。久しい感覚でした。

良かった CD・2004

Se lmasongs - Björk

全然今年出た CD なんかではないけれども、近所のお店でたまに輸入盤セールが執り行われていて、そのときに確か 500 円くらいで入手。元は取りました。映画の方は観てません。まぁ観なくても別にいいか、といった消極的なダメ感情に支配されるところであります。

A Few Small Repairs - Shawn Colvin

今年出た CD でもなんでもないし、今年買ったわけでもない。同上。確か中古 CD 店で 800 円くらい。郷愁とかそういう語感の似合いそうなメロディとちょっとかすれた声、とか、若々しさを求めたりしていない人には良いのではないかと思います。映画『アルマゲドン』のサウンドトラックに入っていた "When the Rainbow Comes" という曲(だったと思う)が欲しくてアルバムを買ったのだけれど、収録はされていない様子。

Un der These Rocks and Stones - Chantal Kreviazuk

全然今年(以下略)。帯にはウィノナ・ライダー似とか高身長でどうだとかそういったどうでもいいことがたくさん書いてあった。"Leaving on a Jet Plane" が目当てで買ったのだけれど、割と他の曲の方が好きになったりした。舌足らず。

良かったソフトウェア・2004

Mozilla Firefox

詳しい説明は他所の方がしっかりしているのでそちらへどうぞ。

TaskArran ge

タスクバーに表示されているウィンドウの順番なんかを変更できるソフト。常時起動させているソフトがいくつかあるのだけれど(ブラウザとか Winamp とか)、それの順番が一度気になったらもうどうしようもなくなる神経質さでモニタを眺めているので、そういったストレスを排除するためには必要なソフトです。どうでもいい人にはとてもどうでもいいです。

Devas

正規表現を使ったりしながら置換したりしながら他のファイルを編集するために正規表現を使い置換することができるソフト。これまで使っていた置換ソフトが UTF-8 に対応していなかったので乗り換え。多分普通はエディタに付属している検索・置換機能を使うだろうから必要ないのだろうけれど、そこまで高機能なエディタを使えるほど順応力がないので単発のソフトウェアを利用してごまかすごまかす。ごまかすほど何かするわけでもないんですが。

良かったウェブサービス・2004

mixi

インターネット引き篭もり症候群なダメ人間にもお友達ができました。

Excite 翻訳

別にそれほど利用頻度は高くなかったのだけれど、Google を日本語訳すると「グーグリになります」とか、shit! を日本語訳する際に ! を一つずつ増やしていくと「糞!」「脱糞してください!」「脱糞します!」とかカオスなことになっていくのには笑った。笑った笑った。他にも何かあった気がするけれど忘れた。

国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書

goo には足を向けて眠れません。どっちにあるのか知らないけど。ソースコードの冒頭に <!--龠龠龠--> とか三文字並べるあたり、<!--京--> と一文字で済ませているオスマシさんな Yahoo! JAPAN とは一味違うなと思った。

良かった小説・2004

カメラ - ジャン = フィリップ・トゥーサン

フランスの気品溢れるよくわからない短編小説。よくわからないのだけれど、終わった瞬間「してやられた」といった感でいっぱいに。何にしてやられたのかはよくわからない。多分、感動はしていない。いやこれが感動したってことなのか?よくわからない。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? - フィリップ・K・ディック

ベタベタでごめんなさいね、と。しかも最初に読んだのずっと前だしな。久し振りに読んだら凄い良かったのでその場でもう一回読んだ。アホか。その後あちこちの古本屋でいろいろ買ったけど何故かパーマー・エルドリッチは読んでない。『ブレード・ランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』の原作者。

全然関係ないけど、いやちょっとあるけど、翻訳の浅倉氏の文章が物凄い好き。で、村上春樹が「初期に浅倉氏の文体を参考にして自分のテンポを作った」というようなことを言っていた、ということをどこかで聞いて、村上春樹は皆が良い良いと言うのでむしろ反体制的に今まで読まずにいたのだけれど(エッセイと短編は読んだ)、何だおい春樹くんは話のわかるやつだなぁ、よしひとつ読んでみるか、なんて気になった。まだ読んでないけど。あとやっぱり全然関係なかった。ごめん。

少女地獄 - 夢野久作

ついこの間買って、ついこの間読み終わった。誰かがしきりに勧めていたような気がするけれど思い出せない。『ドグラ・マグラ』を読みたいと思わないでもないけれど、普通の本屋では表紙的に誤解されそうでちょっとアレ。ビレバン 行けばいいのか。

良かった漫画・2004

生きるススメ - 戸田誠二

戸田氏の漫画を読むことができたのは正直ラッキーでした。このあたりは素直に神様に感謝します。あと暇で暇でネットをうろうろしていた自分にも感謝します。更正しろ。

多分(どれくらいそういった人がここを読んでいるか、はともかくとして)、Same Old Story が好きとか、気になるとか、思いを隠し切れない、といった人は相当の確率で好むのではないでしょうか。この漫画を。なので読んでください。

四年生 - 木尾士目

『げんしけん』という漫画が大ヒットしている(らしい)木尾氏の、割と古い(らしい)漫画。実を言うと偶然立ち読みしただけ。『げんしけん』がどういった漫画かはよく知らないのだけれど、噂に聞く分にはどうやらあまり積極的に読みたい漫画ではなさそうな雰囲気。でももうこういうのは出さないんだろうなぁ、という会話をした覚えが。

フィラメント - 漆原友紀

『蟲師』という漫画が大ヒットしている(と思う)漆原友紀の作品集。昔のものとか『蟲師』の原作らしきものとかあってかなりボリュームがある。表紙の手触りとか心地いい。画集とか出てたら欲しい。

BL AME! - 弐瓶勉

退廃、サイバーパンク、巨大建造物。SF と『風の谷のナウシカ』が好きだったら相当な勢いで好きになるのではないでしょうか。けど物凄い繰り返して読まないと多分わからないという難易度。セーフガードの金属的なデザインが好き。

三つずつにするつもりが漫画だけ四つに。他にも良かったものはたくさんあるのだけれど、かなり時間かかりそうなのでここらへんで打ち止めというかそういう感じに。アマゾン 全然利用してないのに(というかネットで通販全然してないのに)アソシエイトリンク貼りまくってるのが我ながら笑える。入り口は「あ、ついでに」みたいな感覚なのか。そしてこれが発展して(以下割愛)。というか本当にここらへんのアレはお勧めなので本屋に行ったら一度手に取って頂きたいというか。そして騙されたと思って買って頂きたいというか。実際騙されたら換金しますよエエ。冗談ですけど。ここはジョーク・アヴェニュー。

光陰矢のごとしな感じでもう 2004 年は終わってしまいます。いろんな方にお世話になりました。これからもまたご迷惑をおかけしますがひとつよろしくお願いいたします。来年一年が実りある一年になりますように。よいお年を。

2004年12月29日

小さなことからこつこつと(RSS, FOAF, XSLT...)

何とはなしに RSS 1.0 を覗いてみたら dc:language とか dc:creator とかが空欄になっていて、そういえばこういう変数ってどこに入力すればいいんだろうとか考えるのは面倒だったので直接テンプレートに書き込んでみた。別に汎用性を持たせる必要は(今のところ、は)ないし、変数使わなきゃいけないわけでもないから書いてしまう。ついでに foaf:maker とかで FOAF を参照させてみたりした。ようやく正しい使い方ができつつある。そのための知識が揃いつつある。

で、FOAF の foaf:known を書いてみたりしたのだけれど、ここに名前を連ねる基準はどうしたものか、と、インドア派であり内向的であるところの社会不適応型人間は考えるわけですが、例えば IM でしょっちゅうお世話になっている人は問答無用で追加してしまえ、けど最近お世話になっている IRC の方は気安く追加していいものだろうか?とか。さすがに二言三言交わしただけの人を「友達です」と書くのは憚られるし、例えば朝駅で会っても「おはよう」と肩を叩くことは難しいし、ていうかそれは関係ないのだけれど、別に朝駅で会ったときに「おはよう」と肩を叩くことができるかどうかが基準にはなっていないし、ネットだけの知り合いではそもそも朝駅で出会うことがほとんどないだろうからダメだと思う。というのはさておき、どのような基準で foaf:known な foaf:Person と宣言するか。これは重大な問題であると(インドア派には)言えると考えられます。

書くのが面倒くさくなったので結果を述べると、mixiorkut の友達リストを参考にしました。終わり。有名人を一方的に、とか、面白そうな人を一方的に、とリスト追加していることもあるので、それは除外。あとネット上にリソースを持っていない人も除外してみた。とりあえず。

このエントリーのカテゴリーが MovableType になっているのは、FOAF の Movable Type 用テンプレート配ったら流行るか、という浅ましげなことを誰かと話していたことをふと思い出して、でも Movable Type に入力する情報ってそんなにないな、諦めるか、と思ったりしたからでした。書きませんか FOAF。拡張とか楽しいから。ね?(特殊な性癖)

Document ListRDFS を書かなきゃいけない。とメモ。

2004年12月27日

編集者改訂にがっかりする

通販で底本を購入した して、青空文庫 に掲載されている分はカバーできる(刊行された二冊の詩集の底本となるものを入手できた)ので、青空文庫のファイルを使わずに一から入力などしてみた。底本の記述も修正してみた。

で、入力中に「文庫によってルビが振ってあったりなかったりするのは何だろう」みたいなことを頭の片隅に置きつつあれこれしていたら、編者あとがきみたいな部分に書いてあった。

なお、この詩集は角川書店版『中原中也全詩集』(昭和四十七年)を底本とした。仮名遣いは歴史的仮名遣いを保存したが、漢字は常用漢字を用いた。また読み易くするため、中原独自の漢字表記を一般的表記に改め、編者が適宜振り仮名を補ったところがある。

読み易くするため、て……。ということはつまり、新潮文庫の中原中也詩集は吉田氏によっていじられているということであって、それはつまり中原中也の詩集であるけれど吉田氏の詩集でもあるとかそういった感じでありますか。まさしくこれは要らぬお世話であるかなぁと感じるのですが、そういう原理主義的な(そもそもこの表現はどうかと思わないでもないけど、大元に忠実という意味合いとか皮肉とかであると受け止めてください)読者はさらに底本である角川書店の全集を買え、ということでしょうか。

印刷時の致命的な問題、とかでなければ(字体が現存してないとか)(そんなことあるのか?)可能な限り大元のデータを流通させるべきだとか、ていうか改変しちゃったら別物なんだから故人の名前使うのはどうよ、ていうのは穿った見方ということになるんでしょうか。角川書店の全集買おうにも値段が値段だったり在庫切れとかだったり。言葉選びと同様に文字選び・表記選びも著者の能力のひとつじゃないかなぁと素人ながらに思うわけですが。読むのも眺めるのも楽しめるとか。

ということを止め処なくぐだぐだ言っても仕方がないわけで、手元にあるこの文庫が不具(これ差別表現ですかひょっとして)であるような心持になりはしつつも、努力すればどうにか大元のデータを入手することはできなくもなさそうだし、とか。しかしこれは相当がっかりですよ。今年のがっかりランキングに食い込みますよ。物凄い勢いでいろんなことがどうでもよくなりつつあります。昔好きだったモーリス・ルブランとかも今の文庫なんかじゃ全然違うのかな。ますます古本屋志向。

2004年12月25日

日記とパーソナリティ

何のかんのでやりたいようにやって生きているということはそこそこに幸せなことであると思う。とても幸せ、と表現しないのは、独りっきりじゃ幸せになんかなれないと思っているからだ。対抗馬のない本命馬は幸せじゃない、と勝手に思っているからだ。実際は競馬なんて興味もないからよくわからないけれど。中学・高校時代、友人らがダビスタに猿みたいにハマってるらしいことが到底理解できなかった。あと女子高生か女子大生の流行語でそれと同義の言葉があって、意味は性に関して一切知識のない青少年を自分好みに育てる(調教する)ことなんだとか。というのを 知恵蔵のちょっと古いの を読んでショックを受けていたことを今ふと思い出した。ショッキングという言葉はあまりショックなイメージじゃないよね、と十年くらい前にバスガイドに言われたことも思い出した。連鎖脳。

昨日はクリスマスイブだった。取り立てて珍しくクリスマスイブ用の行動というようなことはしなかった。だからといってどうだということはないのだけれど。遊ぶには遊んだ。

K さん(匿名の匿名)にメールを返信していない。特に意地悪がしたいとか、それは優先順位の低いことだ、というわけではなくて、K さんに対しては気の利いた一言でも言ってやる、と珍しくカッコ悪いことを率先したがっている自分がいる(他人事のように言うことでまたちょっとごまかす)ので、それを少し楽しみたいとかそういうことであって。思春期を過ぎてしまうと格好のいいことと悪いことというのは、体裁のいいこととそうでないことにかなりの確率でオーバーラップしてしまうので、こういった感覚は今のうちに堪能しておくべきじゃないか、と思ったりもする。

あとその K さんやリョウヘイさんらに言われて真剣に自分と向き合わねばならないなぁと久し振りに思っているのだけれど、生活感とかパーソナリティというものがこれだけゴミ文章連ねても掴めない、というのはつまり MovableType の仕様に自分が合わせているところも少なからずあるのだろうけれど、日記らしい日記で思想や嗜好が滲み出ていないということか、ともふと思って懐かしいサイトを見る。

……よくみなさんからお受けする質問に『日記じゃない』というのがありますが、それは認識が正しくありませんね。ふつうみなさんがやるような日記というのはほとんど日々の身辺雑記のような、事実の羅列なわけなんですけれども、

〔中略〕

交遊関係であるとか、どこへ行ったとかのくだらない日々の雑記よりも、このようなかたちのほうが私という個人のことを、ある種の人々にとっては更に深いレヴェルで認識できる結果になる、とこう思うわけなんです。

恣意的な抜き出し方はあまり良くない。この人の言葉は深いなぁと思うけれど、そうなりたいかどうかは別の話。「深い」と「不快」は同音か。巧い。誰が?

何の話か、というと、こう、今日どこへ行って何を食べたという記録はともかく、僕が赤色と青色のどちらが好きか、ということは、エンターテイメントとして成り立たないため(だってアイドルでもカリスマでもないもの!)、今のところそれは避けておこうと、そういうことです。

404 を IE で開いたらすごいことになった、と、ついに指摘されてしまった。死ぬべきは IE でなく、IE のことを知っていながらどうともしない管理者であって(実を言うと table の CSS 書いてから IE 起動させてなかったのだけれど)。IE (Gecko, Opera, etc) を無視するのと、音声ブラウザを無視するのはおなじ。名言だね。ブラウザに罪はないとかそういうことですよ。あるけど。罪を憎んで人を憎まず、の方か。

ぐだぐだ書くよ。

表組みが凄いことになるのを解消しました。position:relative とか無駄に指定してたのをやめて、Underscore Hack で解決。半年とか一年前ぐらいには多分、ハックなんて自分には無縁なものだと思っていたのに。入り組むとこういうことになるのか。

2004年12月24日

XSLT を書いたよ

monologue の RSS以前からどうのこうのして いた文書一覧表と 404 に置いてある FOAFXSLT を書いた。あと今まで XSL だと思ってそう呼んでいたものは実際には XSLT を指しているのだということに気付いた。今さらながら。一度は(一度ならず二度とか三度とか)公的な文書に目を通して自分の言葉遣いが正しいのかどうか、ということをしっかり検討する必要があると思います。で、正しい日本語のガイドラインみたいなものはどこにありますか?管轄は文科省ですか?「もんかしょう」と入力すると「門下賞」と変換。憂鬱になったりする。

RSS や FOAF は HTTP_ACCEPT でメディアタイプをあれこれしている のだけれど、link 要素に type="application/rdf+xml" とか書いちゃってるのはどうなんでしょうか。どうということもないんでしょうけども。あと同じ CSS ファイルを使っているのになぜか同じブラウザで表示が若干変わるのは仕様でしょうか。

あとメモ。元の RDF ファイルでデフォルトの名前空間有り(接頭辞のない要素が存在する)でも XSLT ではデフォルトではない名前空間として宣言して接頭辞付きで書けるとか。そういう仕組みだったんですね。本当に XML には疎いというか。XML だけですか?ハハハハハ。あとこういうメモを物凄い手軽に書いたりしたいのだけれど、メモというカテゴリを作ってそこに放り込むのは良しとして、トップページなんかには表示させないよう IfCategory とか使うのと、別のウェブログとして作成してどこかからリンク貼っとくのと、どっちが楽かとか。

CSS が同じなのに表示云々関連。

  • Opera はクライアント側の XSLT 積んでないので見れない
  • 改行が何かアレしてるんじゃないだろうか

ので、また後日。

CSS が同じなのに表示云々関連。

表示が崩れるコンテンツメニュー周辺のマークアップは、各コンテンツ名を ul 要素内に display:inline な li 要素で並べていて、ul 要素に word-spacing:0.5em と指定して li 要素間の距離を調整していたのだけれど、XML では ul 要素の word-spacing で inline な li 要素の距離を調整はしない様子。li 要素に直接 margin:0 0.3em と指定したら(数値は適当)それなりに距離は空いた。のだけれど、HTML での距離と XML での距離はやはり若干の違いが。恐らくどこかの margin とか違いがあってそれを見落としているのだろうけれど。

というわけでとりあえず、HTML と XML とで CSS の解釈に微妙な違いが現れるようだということが判明いたしました、と。なぜ違いが現れるのか、どちらが正しいのか、本当のところ何の解釈について違いが現れているのか、は目処がつき次第追々(無期延期の可能性なきにしもあらず)。

2004年12月19日

アソシエイトはブロガーを殺すか

アソシエイトというか、広告全般のお話。

イケてるジャケを 15 枚選ぶ で、アマゾンアソシエイト を利用してみることにした。カッコいいジャケットを列挙するエントリーでジャケット画像がないのは実に寂しいから、契約すれば画像が使える前述のサービスを利用しました、とそういうことであるのだけれど、画像が使いたいだけなら ID 付きで商品情報へリンクする(= 自分へ紹介料が入る)こともないわけで。ここで格好つけたところでより情けないことになるだけであるので正直に心情吐露するけれど、これでお金が入るというのであれば儲けものだ、と思っている次第で。

で、今回は話題に沿った内容での(と、本人は思っている)紹介であるわけだけれども、例えばウェブログのサイドバーのような位置付けに常時広告表示しっぱなしであるとか、各エントリーごとのヘッダ・フッタ部に広告自動挿入であるとか(文末に「関連するリンク」として無作為にいくつかの記事を列挙した中へ巧妙に紛れさせるとか)、というのは、手段と目的の混同しつつある典型例であるのかなぁとだいぶ前から思っていて(誤解のないように付記しておくけれど、広告でお小遣い稼ぎが悪いことだと言っているわけではなく。実際自分も始めたわけだから)(あからさまな広告への誘導はランキングへのクリック誘導よりもタチが悪いなぁ、とは思うけれど)。

764 :Name_Not_Found :04/12/18 21:36:34 ID:VkR9xMuH
アソシエイト入れると「だしにして金儲けするな!」って反感買わないでしょうか?
サイトの内容に沿ったお勧め本でアソシエイトしようと思ってるのですが。
769 :Name_Not_Found :04/12/18 23:48:30 ID:???
>>768
今までと変わらずにやっていける自身があるなら問題ないが、絶対変わる。 最近、大手ニュースサイトがぞくぞくとリンクをアフィに変え始めたが最初こそ違和感無かったものの、だんだん無理やりリンクはるための記事が増えた。

正直言って一目でそういう「もうけたいがため、たいした情報でもないのにリンク」ってのは浮くんだよね。

cho45(砂糖) 氏のアサマシエイトというのは絶妙な表現で、本来「文章を書きたい」「コミュニケーションしたい」のツールであった日記やウェブログが、お金儲けに味をしめて「お金儲けをしたい」となるのは実に浅ましく見えるというか。個人のウェブサイトで、どこかで目的地が変わったとしてそれは誰かに責められることではないし、それについていけなくなるのであれば閲覧者は自然と減るのだろうけれど。それでも「お金が欲しい」「でもお金を欲しがってるようには見られたくない」「こっそり隠してリンクを貼ろう」というようなのは、何ていうか、まぁみっともないですよ、と( 氏の言う読者が見てしまって気分を害することがないよう、サイト名すら出さない、というのを実践しますよ、と)。だからこう、お金が欲しいんならお金が欲しいでいいのだけれども、秘めた下心として隠しておくのは、実際隠せてもいないしカッコ悪いのもどうか、と。テラヤマアニ 氏の 宣言 のように潔くあれというかね。また何を偉そうに、っていうアレですが。無料のレンタルサーバでバナー広告が出るのを嫌って、広告が出ないサーバを探したり、目立たないテキスト広告のサーバを探していた頃と逆行して(広告を増やして)いる、というのは全く違う問題なんでしょうか。自分で広告挿入するのは問題ないんでしょうか。

取り留めなくなりすぎた。ひどい文章だなこれ。

「アサマシエイト」は一般的な言葉のようです。

2004年12月18日

イケてるジャケを 15 枚選ぶ

ジャケ買い? で話題提起されて(?)いる Cool Jackets がカッコいいので真似してみる。15 枚リストアップ。の、表。

ジャケットの好ましい CD 15 枚
ArtistAlbumImage
BjörkVespertineBjörk/Vespertine 何だかよくわからないけども。とりあえず。Björk のアルバムは他に二枚持ってるけれど、Debut はあまりに地味(というか普通)だし Selmasongs は何だか気持ち悪いので、これくらいのが一番好きです。お前の趣味なんぞ、というアレですけどね!
EvanescenceFallenEvanescence/Fallen 半ジャケ買いしました。歌ってる人のようです。ファッション雑誌とかに出てるそうです。ファッショナブルなんですね。へぇ。フレッド・ダーストか誰かに因縁つけられて困ってたようなことしか覚えてない。
Lennon5:30 Saturday MorningLennon/5:30 Saturday Morning 中古盤屋で購入。Alanis Morissette meets Nirvana とか付箋に書かれてたような。またオフィシャルサイトが重い重い。最近の写真が当初のプロモーションと違いすぎて驚き。何かのマジック。
Natalie ImbrugliaLeft Of The MiddleNatalie Imbruglia/Left Of The Middle 正直ジャケ萌え。PV 萌え。9 MB 超の PV をわざわざダウンロードさせて観させたりしているのですが後悔はしていません。分かり合えるはず。
No DoubtTragic KingdomNo Doubt/Tragic Kingdom 本当は表だけでなくて中とか裏とか見せたかった。サービス精神が旺盛すぎる。最近というかこれの二枚くらい後のアルバムからあまり好きじゃないので全然聴いてない。全然。
PJ HarveyStories From The City, Stories From The SeaPJ Harvey/Stories From The City, Stories From The Sea カッコいい。カッコいい。カッコいい。マトリックスっぽい?どう?ん?カミーカーゼーとか叫ぶアルバム。どのアルバム聴いてもカッコいいしどのアルバム見てもカッコいい。目と耳でお楽しみください(ください?)。
PortisheadDummyPortishead/Dummy 中とかも渋い。CD の中身もジャケとイメージ近い。最近音沙汰がなくて寂しい。CD の中身もイメージは寂しい。遠くで鳴ってるピアノとかそういうアレを想像してみると近いか。そうでもないか。
PortisheadPortisheadPortishead/Portishead 同。セカンドアルバム。でもファーストアルバムの方が好き。この二枚以外にはライブ盤しか出ていない。最近音沙汰がなくて(以下割愛)。
RadioheadOK ComputerRadiohead/OK Computer 有名なアレです。やや怖い印象を持ちつつも。後のアルバムよりはいくらか。割と前期のポップな感じとかこのアルバムあたりまでの方が好きです。
Shawn ColvinA Few Small RepairsShawn Colvin/A Few Small Repairs 目が三つ。プログレにこんなジャケないですか。中身は普通のポップス。シンガー・ソング・ライター(ステレオタイプ)。メロディがメランコリックで日本人向きなんじゃないでしょうか。
Suede (The London Suede)Coming UpSuede/Coming Up Suede のジャケットは大体好き。子供がキスしてるのとかはそうでもないか。イラストっぽい方が好き。あと声が気持ち悪い。でもそれがいい。でも気持ち悪い。
Suede (The London Suede)Head MusicSuede/Head Music The London Suede と Suede とどっちが正式名称なんでしょうか。あとなぜこのアルバムはうちに二枚あるのでしょうか。しかもなぜ片方はビニールを被ったままなのでしょうか。
The Jesus And Mary ChainHoney's DeadThe Jesus And Mary Chain/Honey's Dead 今回挙げた中で多分一番古い CD。ひたすらノイジー。他のアルバムをこの間聴かせてもらったら、ノイズばっかで何なのかわかんなかった。これはまだわかる方。わかる一枚。わかる男。
スピッツハチミツスピッツ/ハチミツ こんな女の子がいたらなぁ、という妄想を掻き立てるというか!スピッツを聴くと思い出とか懐かしさとかそういうフレーズがぐるぐる回って何だかほっとする。
椎名 林檎ここでキスして。椎名 林檎/ここでキスして。 商業戦略的にはウマイことやってるなぁとそういった感じです。シングル。最初のアルバム以外はどうだかなぁ、という感じがしないでもありません。狂信者?へぇ。ね。

カテゴリが Test なのはそのうち別のところへ移動させるかもね、とかそういう。

気持ち悪い画像の拡大・縮小(:hover に広く対応した UA に限る)は hail2u.netジャケット画像のポップアップ を参考に。position:relative でサイズ変更時にちょっとスライドさせようと思ったら表組みのセルが拡大してしまうので、margin に負の値を指定することでその場しのぎ的な解決に。

XML の(脳内)仕様を考える

XML の名前空間はどうしよう の続きといえば続き。名前空間命名にいつまでもモタモタしていたところでメリットは何もないので、さっさと中身を作ったりその準備に取り掛かったりすることにした。ので、いろいろと脳内仕様を決めてみたりする。した。決めてみた。

せっかくだから適度に汎用性を持って文書のリストを作れるものにしよう、とかいうことで、じゃそんな感じにぼちぼちとアレしますか(適当)。

Document List 概要
要素名定義親要素子要素
※ 仕様は仮のものです。
list文書のリスト。ルートになる要素。document 要素を並べる。info 要素とか作ってリスト作成者の情報を入れた方が良さげなんだろうか。なしdocument
documentひとつの文書を表す。Dublin Core の relation で関連する文書を表す、とか。listtitle, category, sortNumber
title文書の題名(≒ dc:title)。documentsortName
author文書の著者。creator の方が適切?リソースはテキストに限るのなら author ですか。documentsortName, sortNumber
category文書の分類(≒ dc:subject?)。documentcategoryName, sortNumber
categoryName文書の分類の項目名。category 周辺がいかにも間に合わせくさいので要検討。categorysortName
sortName文書リストの並べ替えに使う名前。MusicBrainz の sortName に該当?title, author, categoryNameなし
sortNumber文書リストの並べ替えに使う番号。rdf:Seq を使えばいいのか。とりあえず。document, author, categoryなし

名前空間は こんな感じ で、一応経緯か(脳内)仕様かそんなものを置いてみることにする予定的な。プログラムのプの字もスクリプトのスの字も理解していないものだから、そういった利便性というものに対して一切配慮できていない(できない)のが非常に「それは何か意味があるのですか」的なことではあるのだけれど、何事もやってみてからというのが信条であるので、というのは今思い付いたのだけれど、まぁとりあえずやってみるかということであるので、やってみました。

さて、いろいろアレしますか。しますよ。

RDF/XML 的にめちゃくちゃな仕様です
RDF/XML を全然理解してない状態であったためです。というわけで、ちゃんと仕様理解してから再度考える、ということになります。なりました。
というか RDF/XML なんですか
多分そういう方向に持っていくことになるんじゃないかなぁという雰囲気がしていなくもないですよね。ですよねって。

というか一番の問題は RDF/XML を理解していないことではなくて、XML に対する理解が浅いことか。RDF/XML構文の簡単な説明 熟読します。

とりあえずこんな感じに。

<rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
	 xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	 xmlns:dl="http://www.junkwork.net/xml/DocumentList#"
	 xmlns:dlsort="http://www.junkwork.net/xml/DocumentListSort#">
	<dl:Document rdf:about="http://www.junkwork.net/stories/same/001">
		<dl:title rdf:parseType="Resource">
			<dc:title>別れ話</dc:title>
			<dlsort:sortName>わかればなし</dlsort:sortName>
		</dl:title>
		<dl:author rdf:parseType="Resource">
			<dc:creator>イソムラ</dc:creator>
			<dlsort:sortName>いそむら</dlsort:sortName>
		</dl:author>
		<dl:category rdf:parseType="Resource">
			<dlsort:categoryName>Same Old Story</dlsort:categoryName>
			<dlsort:sortNumber>001</dlsort:sortNumber>
		</dl:category>
	</dl:Document>
</rdf:RDF>

要するにソート用にいくつか加えればそれでいいんじゃん的な結果に。

Document List 概要・改
要素名定義親要素子要素
Dublin Core や FOAF による拡張必須。
Document文書一単位を表す要素。ルートtitle, author, category
title文書の名前を表す要素。Documentdc:title, sortName, sortNumber
author文書作成者を表す要素。Documentdc:creator, sortName, sortNumber
category文書の分類を表す要素。DocumentcategoryName, sortNumber
categoryName分類の名称。categoryなし
sortName並べ替えに使用する名前。title, authorなし
sortNumber並べ替えに使用する番号。title, author, categoryなし

title、author、category は rdf:parseType="Resource"(リソースパース型プロパティ要素)で並べ替え用の要素を子に持ちますよ、とか(もちろん並べ替え用の要素を使用しなければ、例えば author をリテラルプロパティ要素として表してしまうのであればこの限りではないけれども)。並べ替え用の要素は 別の名前空間 を宣言してそっちへ放り込みました、と。より希薄な仕様が二つ生まれた、とかそういうことですよ。ね。しかも並べ替え用の名前空間が主目的であって(以下略)

<rdf:Description rdf:about="http://www.junkwork.net/stories/same/001">
	<dc:title>別れ話</dc:title>
	<dl:sortName>わかればなし</dl:sortName>
	<dl:categoryName>Same Old Story</dl:categoryName>
	<dl:sortNumber>001</dl:sortNumber>
	<dc:date>2001-01-30</dc:date>
	<dc:identifier>http://www.junkwork.net/stories/same/001</dc:identifier&
gt;
</rdf:Description>

試しにリストを作成してみたら(物凄い適当に作成したにも関わらず) 120KB 超とかいうアホみたいなファイルができあがって、しかも XSLT での変換がやたらと面倒くさくなったものだから、ソート用の要素以外はもうこんな感じでいいやなんて具合に削ったらむしろこっちの方が良かった。

つまりどういうことかって、自分が何をしたくて何をしているのかよく考えろということだった。ソート用の要素があればそれだけで満足だったんだな。くっそう。

2004年12月15日

XML の名前空間はどうしよう

手書きで RSS 配信なぞし始めてみたものだから(2004/12/03 参照)、ついでに頓挫していた XML をかじるとかそういった趣旨のことを再開してみたりしている。で、俺様ルールの XML で書いて整形して割と惰性で更新し続けている 一覧表 があって(利用者がいるかどうかは不明)、いっそのことこれも RDF っぽく記述してみたらそれなりに後々、RDF を手軽に扱える編集ツールが現れたときに楽ができるんじゃないの、的な。

(というか、RDF ってこういう使い方で合ってますか?単数/複数のリソースがどういうものかを端的に記述するものだと解釈しているのですが如何せん読解力が致命的で思考力が絶望的であるため物凄い適当な可能性があります。というか名前空間を利用するだけなら RDF でなくても良かったりしますかひょっとして。持て余しまくり。)

で、結局俺様ルールで RDF を書くことになるわけだけれど(あまり進歩がない?)、名前空間の宣言とかしてみるか、という段階になってひょんなことから知ったお話があって。

識別子としての役割だけを持っていればいい URI に http 経由でアクセスすると何か該当するリソースがあるのはおかしいんじゃないか、という話のようなんですが。

多くの場合、名前空間を示すURIにhttp:スキームが使われているため、何かを取り出せるという印象があるのですが、これは基本的にはその名のとおり「ID」の役割を果たすものと理解してください。

どうなんだろう。実際には http でアクセスしても何もない方がいいんだろうか。Identity Crisis で検索してみても、ノイズが多すぎて関連性のある話題が見つけられない。あるいは多くの人にとってどうでもいい問題なのか、それとも当たり前すぎて今さら言及するべき問題でもないのか。どうなんだ。

そもそもどうして名前空間をどうのこうのしなきゃいけないことになったのか、というのは、要するに 200~300 の単一の(連続していない)文章をコンテンツとしてリストアップするという人が(多分)あまりいなくて、さらにそれを XML を用いてなるべく適切にマークアップしようという人もあまりいなくて、つまりは該当する語彙が見つけられなかったわけだけれども、よく考えたら Dublin Core と MusicBrainzmm:sortName みたいなものがあれば十分イケるのではないかと思った。けれど MusicBrainz は音楽に関するメタデータなので不可だと思った。

全然関係ないけど、rdf:Seqrdf:Bag の扱いは ul 要素と ol 要素の扱い以上に混乱すると思った。

それに加えて、さらに関係ないけど、XML に関しては code 要素でマークアップするのに HTML はそうでもない辺り、無意識のうちに気持ち悪い基準をいつの間にか作り上げていて驚いた。どういうことだ。

他所の文章

For example, almost all beginners to RDF go through a sort of "identity crisis" phase, where they confuse people with their names, and documents with their titles. For example, it is common to see statements such as:-

 dc:creator "Bob" .

However, Bob is just a literal string, so how can a literal string write a document? What the author really means is:-

 dc:creator _:b .
_:b foaf:name "Bob" .

例えば dc:creator を "Bob" とすることは RDF 入門者にとってよくある例であるけれど、"Bob" なんてのはただの文字列であるのにどうやってそれが文書を作成するのか?本当に言いたいのは dc:creatorfoaf:name において "Bob" とされる人のことではないですか?と。そういうことだそうです。Identity Crisis って何なんだろう(XML.com の原文は長すぎて読めていない状況)(問題解決の糸口は目の前にあるのにダメ人間ゆえ以下略)。

ポジティブ・フィードバッカー

先日、メールを一通いただいた。お前の メールマガジン を読んだら結構面白かったから頑張れや、という内容(要約)だったのだけれど、そもそもこういった応援の類のメッセージというのは、普通どれくらいの頻度でいただくものなのだろうか。応援でなくても、叱咤激励でも罵詈雑言でも辛口批評でも何でも。

ともかくごくごく限られた一部に対してでも好評を博すということは、それなりに感性の合う人間がいなくはない、ということであって(送り手と受け手と同様に程度が低い、というようなケースを除く)、そのマイノリティである送り手が一般論に埋もれずに発信できるということはインターネット世代万歳といった様相であるのだけれど、しかし淘汰されずに生殺しにも近い状況で細々と延命していくことを「良し」としてそこに居座ってしまうことはなかなか見苦しくかつ情けない有様であって、そのような状況を打破してくれるきっかけとなり得る、いわゆるネガティブなフィードバックというものは(恐らくポジティブなフィードバックの数倍~数十倍が潜在的に存在するのだろうけれど)実に希少で貴重で、しかもそのうちの何割かは私怨や「批評家なり」などといった自己満足の延長の延長にあるようなもので、おまけに運良くそのネガティブ・フィードバックを頂いても、どのように自分へ還元すればよいのやら見極めが難しいものだから、相当数得られる環境にないのであれば上手く活用することは難しく、インターネット世代というのは生殺し状態の送り手の氾濫したものであるなぁと思った。

要約すると、どんなに長いこと続けてても感想を頂くということは嬉しいことだということです。フィードバッカーって何か汚い言葉に響きが似てるよね。マザー何とかのアレとかの。だからどうだってことは全然ないのだけども。

2004年12月08日

Google 翻訳ってどうですか

ここ一週間かそこらで Google の新機能 を利用した海外からの訪問者が増えていて、(今までの傾向を見るとどうやら「monologue」という単語はアダルト系のテキストを探している人が好んで使っている場合もあるようだけれど)海外から検索で飛んできた人が内容を気にすることもあるのかなぁ、というような思いが強くなったりしているわけで。で、一応メインコンテンツの文章は創作小説ということになっているわけですが、Google 翻訳の精度っていうのはどんなもんなんでしょうか。

The air which yesterday compared to has become a little cool, seems that is tightened even to condition of greeting before the working, morning of the first winter.

以下元文章。

昨日よりも少し冷たくなった空気が、仕事前の挨拶の調子までも引き締めるような、初冬の朝。

主語や述語のはっきり述べられた文章であれば、機械翻訳の精度が高くなくてもある程度読める文章にはなるのだろうけれど、如何せん省略するものはどんどん省略したり脳内読み上げを意識した文章の並べ方だったりするので(多分)、これは読めたものなのかどうなのか、と首をかしげざるを得ないというか。

まぁ他所様で準備していただいた翻訳文章に難癖つけるくらいなら自前で準備しろやという話なわけですが、英 → 和訳に比べて和 → 英訳って難しくありませんか。しかも土台がきっちりした文章でもなく。原文で小説なんて読んだことないしなぁ。

ていうか何で text-transform:capitalize だったりしますか。

404 の翻訳後 が凄い。というか面白い。Google 翻訳ってどうですかというタイトルが The Google translation っ て how is と変換。「って」というのが解釈できないのか、というか、how is がツボに。笑える。

2004年12月07日

12人の優しい日本人

三谷幸喜脚本、東京サンシャインボーイズの舞台を映画化した作品。制作は 89 年だという驚愕の事実。周知の。知らなかったのは一人だけ(多分)。公開当時はまだ小学二年生とかそんな子供だったわけで。その頃観てた映画なんてドラえもんの何作目かと 13 日の金曜日の何作目かとかくらいで(我が家ではそういうスプラッターな雰囲気の映画をよく観ていて、中学とか入るまで世間ではホラー映画というものがとても市民権を得ているものなのだと思っていたりしたとかしないとか)。

パロディ元とされる「十二人の怒れる男」を観たことがないのが微妙なのだけれど(テレビ用映画『十二人の怒れる男 評決の行方』としてリメイクされたっていうのはどうなんだろう)、十分に楽しめる良質でよく出来た映画ではないか、と。トヨエツがカッコ良すぎるとか単純にそういうことではなくて、十二人それぞれの持つ個性を十分に活かしつつかつ展開はスムーズでかつそれぞれの行動はそれぞれの性格から矛盾したものではないように見えつつかつナイス演技かつナイス舞台設定かつナイスキャスティングつまりトヨエツカッコ良すぎるとかそういった映画であるのだけれども、これは何を差し置いてもトヨエツがカッコ良いので観たらいいんじゃないかと思った。

日本もその昔陪審員制度を採用していた時期があるらしく(自分が生まれる遥か昔の話なので伝聞)、というか今検索したら正しくは「陪審制度」のようで、響き的には「陪審員制度」の方がスマートなのになあ、と思わなくもないけれど、制度の名前に員とか付いたら「参議員制度」とかちょっとおかしいよねということで万事オッケーと思うことにした。

面白い映画って観終わっても全然疲れません。よね。

2004年12月04日

:first-letter と動的擬似クラス

Mozilla 5.0 系の CSS バグ。

:first-letter擬似要素に設定したスタイルが動的擬似クラスにマッチすることで失われる

フロート化していない:first-letter擬似要素にスタイルが設定された要素が動的擬似クラス(:hoverなど)にマッチすると、擬似要素に設定したスタイルが失われてしまう。

MT 2.661 使用時から各エントリーのタイトル(h3 要素)に first-letter で装飾を施したスタイルを使用していて、トップページやカテゴリアーカイブのインデックスページからはその h3 要素内のテキストを a 要素として各エントリーへリンクさせているのだけれど(微妙な表現だけれど大丈夫ですかこれ)、前述のバグによって Mozilla では a 要素へマウス乗せたあとには first-letter による装飾が解除されるようになっていた。のだけれど、MT 3.1 移行後には解除されてないなそういえば、ということを思い出して cho45(砂糖) 氏 にも同様の現象が起こっていることを確認してから IM でふっかけてみた。

で、疑問は一応解決した。first-letter で装飾されている要素(内テキスト)が hover 時に after で擬似要素を追加していれば、first-letter による装飾は解除されない様子。今は h3 に first-letter で装飾を施していて、after で擬似要素を追加しているのは h3 要素の中にある a 要素だから、もしかしたらちょっとこれとは表現を変えた方がいいのかも知れないけれど。

という実証があるのですが、論理的に原因を導くというようなことはできてなどいないので(他に対処方法があるかどうか、という点も未確認)、「つまりこれこれこういう要因があってこうなるのだ」ということを理解し広めることのできる方の登場を待ちわびてここに記録を残すものとします。如何せん眠い。

a:hover:after のみでなく、a:hover:before でも解決可能と確認。謎な指定ながら a:hover:hover でも解決可能と確認。嘘くさい。a:hover:first-lettercolor なんかを指定し直すのはうまくいかず。

2004年12月02日

マウスオーバー → ブロック逃げ・Mozilla 編

CSS のマイナーチェンジと掲示板に利用している apeboard+ のテンプレート調整をしていたら、微妙なレベルでの問題が発生した。実は以前にも似たような経験をしていて(2003/12/24 参照)、どうやら a 要素の padding が何かアレかなぁといった感じに思い込んではいるのだけれど(確認はしてなかったりする)(検証する気力がないというダメっぷり)。

ファイル最後尾にある apeboard+ by 2apes.com というテキストにカーソルを乗せると一~二行下方向へズレる。しかも今のところ、Mozilla (Firefox) のみで確認されている微妙な現象。ということは、やりようによってはどのブラウザでも似たような現象の起こる可能性がある、というようなことでしょうか。Opera では聞いたことないか。不思議 CSS 使いであるとかそういう烙印を押されて解決するのならまぁそれはそれでいいんですが。

参考までに該当部周辺のソースやらを。

HTML
<div id="main">

(大幅に中略)

	<p id="copyright">
		<span class="l"><a href="http://www.2apes.com/">apeboard+ by 2apes.com</a>,</span>
		<span class="l">Copyright &copy; 2002-2004 Isomura, All rights reserved.</span>
	</p>
</div>
CSS
#main {
	background:transparent url("../img/background-main.png");
	border:1px solid #003;
	margin-left:190px;
	position:relative;
	}

#copyright {
	color:#567;
	font:bold 90%/1.5 Arial, sans-serif;
	text-align:right;
	}

.l {
	display:block;
	}

a {
	padding:0 0.2em;
	text-decoration:none;
	}

a:link {
	border-bottom:1px dotted #007;
	color:#007;
	}

a:visited {
	border-bottom:1px dotted #789;
	color:#789;
	}

a:hover {
	background:#789;
	border:none;
	color:#eee;
	}

またもや他人様のお力を拝借して 問題解決。ついでにフォーム周りと投稿者の名前が表示されない不具合を修正。

フォーム周辺の HTML
<div id="main">

(中略)

	<form method="post" action="index.cgi">
		<p><input type="hidden" name="command" value="write" /></p>
		<dl id="post-list">
			<dt>Title</dt>
			<dd><input class="input" type="text" name="subject" size="30" maxlength="60" /></dd>
			<dt>Name</dt>
			<dd><input class="input" type="text" name="name" size="30" maxlength="60" /></dd>
			<dt>Text</dt>
			<dd><textarea class="input" name="message" cols="30" rows="5"></textarea></dd>
			<dt>Cookie</dt>
			<dd><input type="checkbox" name="use_cookie" value="on" checked="checked" /></dd>
			<dd><p id="message-submit"><input class="submit" type="submit" name="submit" value="Submit" /></p></dd>
		</dl>
	</form>

(中略)

</div>
CSS
#message-submit {
	margin-top:-1em;
	text-align:right;
	}

#post-list dt {
	float:left;
	font:bold 100%/1.4 Arial, sans-serif;
	margin-right:1em;
	text-align:right;
	width:10%;
	}

#post-list dd {
	margin:0;
	}

input,
textarea {
	font:95% Arial, sans-serif;
	}

.input {
	border:1px solid #333;
	margin:0.1em;
	padding:0.1em;
	width:80%;
	}

.submit {
	background:#fff;
	border:1px solid #333;
	}

[type="checkbox"] {
	margin-right:0.5em;
	}

[type="submit"] {
	border:1px solid #333;
	color:#333;
	font:bold 85% Arial, sans-serif;
	padding:0 0.3em;
	width:8.5em;
	}

#post-list dt あたりに position:relative; を追加することで解決。position を今まであまり使ってこなかったから、基本的な事項が理解できていない可能性あり。relativestatic の使いどころとか全然わかってなかったし。