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間に人を挟む難しさ

しつこいくらいに何度も同じ話題を繰り返すのは別にネタ切れとかそういうことではなくて、ネタがなければ沈黙するし映画でも観に行くし、だから一応自分の中では筋が通り意味のある更新内容になるのだけれど、大半の閲覧者にとっては「ああまた何かやってるのか」という程度に、あるいは「アンテナ浮上鬱陶しい」という程度にどうでも良いことになるのかなぁと自分を卑下するこのテンションはデスマーチ脱出の反動ですよ、と。

結局友人経由(というか面倒な手間を押し付けて)で Amazon で購入することにした のだけれど、実はというか、古本屋をうろうろしていたら文庫本を見つけてしまった……。まぁ彼によろしくお願いして購入することにしたのは 新潮文庫の中原中也詩集 であって、今回見つけたのは 集英社文庫の中原中也詩集 であるから、カバーしている領域が若干違って良かった良かったとかそういう感じではあるのだけれど(ちなみに 青空文庫 で底本とされているのは 岩波文庫の中原中也詩集)。

で、ここからが本題になるのだけれど、集英社文庫の詩集と岩波文庫を底本として入力されたファイルを見比べると違う違う。ルビ振りの有無は底本の違いによる可能性があるとして(そもそもこれもちょっとどうかと思うけど)、明らかに人を挟むことによる弊害がごっそりと。例えば YAGINOUTA では「考へ」であるべきところが「考え」であったり、「ゐ」であるべきところが「い」であったりで。底本では恐らく正しい用法であったのだろうけれど、日常用いない用法の入力をしていればどこかでミスは生まれやすくなるわけで。いくらネットで名作が読める時代とはいえ、可能であれば底本を入手して読む方がベターだなぁという。

岩波文庫の底本入手したら一から作り直してみることを検討するだとか。

そんなこんなで集英社文庫の未刊詩篇を追加。

別離曇つた秋 が好き。

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Last modified : 2006-05-12T18:57:39+09:00