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秋日狂想

「人材派遣会社のリクルート~」とスポンサーの名前を読み上げる地下鉄の車内で、人材派遣会社というものがあるのならば人材回収会社というものがあっても良いのではないか、という着想を得るに至った。つまり人材を派遣する会社であるリクルート何某の対極に位置する業種であって、人材が足りなく営業が思うように行かず困り果てた営業主にマンパワーすなわち人的資源を供給する業者の対極ということはつまり、人材が足りなく営業が思うように行かず困り果てた営業主からさらに鬼のような意志をもってマンパワーつまり人的資源を搾取する御上の不遜な態度をなぞらえた企業とかそういうことではなくて、人的資源が余りその持って行き場目のやり場に困る中学生のような初心さでリストラを敢行できないでいる営業主からその余った人的資源を引き受けるとかそういう企業のようなことであって、これは人材派遣会社との連携によって人的資源の循環を潤滑に行うことが可能であるし、円高ドル安の煽りを受け輸出業においても若干の経済利益を確保することが可能であるとの見通しも立てられることだし、病める現代社会において隙間産業として新たな立脚点を得ることも可能であるのだけれど、よく考えたらリストラ寸前窓際社員を一手に引き受けても有能な派遣社員として再教育するには相当のノウハウも必要であることだし、優秀な人材を引き抜くのはむしろヘッドハンティングという格好の良い名称が米の国の人によって確立されてもいるので、隙間産業どころか「隙間に侵入 → 圧死」というようなことになりかねないのでやはり素人は大人しく見守るのが妥当であり、青年実業家なども大変であってテレビドラマで見られるその華やかさとは銀座のお水系の人くらいに実態との差が浮き彫りになるのではないかと思った。

市の美術館が予想外のお休みであったのでリキテンスタイン展を断念して、ラケル のオムレツで満足したということにして大人しく帰宅する。くだらないことはたくさん考えられるけど真面目なことはあまり考えられないこの頭は二十年くらい後には機能障害とかそういう認定を受けないだろうかとちょっと考えて寝る。

ラケルのサイトは初めて見たのだけれど、会社概要のような情報を「プロフィール」として提示しているのはなかなかに avant-garde つまりアバンギャルドであるなぁと思った。以前のラケルパンは胡桃が中に入った丸い 10cm 径のものがふたつだったように思うのだけれど、今日は 15cm 径の普通のパンで若干残念というかメニュー変わったの?という感じで若干残念だった。

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Last modified : 2006-05-12T18:57:39+09:00