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オズ(Return to OZ)

物凄く幼い頃、というのは年齢的肉体的に児童と呼ばれる段階の直前のことを意図しているのであって決して精神的に未熟であるだとかそういうことではないし実際今も幼い面は少なからずあるのでそのような表現は本来極力避けたいのだけれど、多分五歳くらいの頃にとても好きだった映画。を、十何年振りかに観た。夜中に突然観たくなって、そういえば VHS テープがあったはず、と思い深夜の物置へ足を運ぶ大学生というややホラーな展開ながら特に何もなかったので普通に観ました。

記憶の中ではとてもよくできた映画ということになっていたのだけれど、やはり少なからず美化されているもので(制作された時期が時期ということもあるけれど)今観れば当然見劣りするように思える部分が多い印象。古き良きディズニーアニメを何とかやっと実写でやってのけたみたいな。ビジュアル的にもかなりキていて、頭すげ替え王女(どう見ても王女なんて年齢じゃないし)や両手両足車輪のゴロツキや勢いで置物にされるまで巻き込まれる大鹿の頭の剥製や女の子用の赤い靴はいた石のおっさん(途中で灰色の人間になったりまた石になったり)と濃いキャラクターだとか、木に実るブリキ缶(ランチの木?)やその中に包み紙に包まれて入っているハムサンドだとか、もうとにかく唯一無二。いわゆる「オズの魔法使い」も原作も知らないので、もしかしたらこれが当たり前の世界観かも知れないというか。そういう。

「オズの魔法使い」を知っている人(題名だけ聞いたことがある、とか含む)は多いように思うけれど、あまりこの映画を話題にしている場面を目撃したことはなくて何となく検索してみたら、たのみこむで DVD 発売切望されて いたり、ヘザーさんに英語の教材的に扱われて いたり、Ama zon カスタマーレビューでレビュアー全員に五つ星をもらって いたりで、どうやら知る人ぞ知る的な位置付けの様子。

映画自体には関係ないですが、うちの両親が映画(主に八十年代の)を録画したテープが五十本くらい(もしかしたら三十本かも知れないし、八十本かも知れない)あってその中に含まれていたのだけれど、こういう映画ばかりでなくメインストリームな映画ばかりだったら今の嗜好ももう少し変わっていたのかなぁとか。スプラッターによる教育のおかげで現在ホラー好きな感じになっていてまぁ結果オーライとかそういう感じではあるんですが。オーライって物凄い久し振りに使った。十何年振りくらい。

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