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語尾と挨拶と信頼感

掲示板だとかチャット、あるいは IM のようなものでの口調(文体とも言える)は、一般生活でのそれと多少異なってくる場合が少なくない。その中に語尾へ奇妙なものをくっつけているとか、特徴的な挨拶をする人だとか、そういう人を見かけることも決して少なくない。

以前、語尾に「にゃ」を付けている女性と遭遇したことがあった。遭遇といってもどこだったかの掲示板でお目にかかっただけだから、本当に通りすがり程度の接点なのだけれど。けれど彼女との関わりはなかなか面白い発見をもたらしてくれた、というのも、あれはやっぱり作ったものであるのだなぁということを再認識した、という。ちょっとやり取りが議論めいたものから白熱したものになって、いつの間にか中傷合戦に発展して、「〇〇さんも『にゃ』とか言ってないで真面目に話を聞いて欲しい」と問いただされて素の口調で返しているのを目にした。一人称も何か愉快なものから急に「わたし」に変わって、どういう心境でタイピングしてるんだろう、と想像したりもした。ああ、やっぱりキャラ作り(もしかしたら何かお気に入りのキャラクターの真似)なんだろうなぁ、と。

で、そういう経験や、キャラ作りの必要性と本質や、ほとんどのキャラを作る人の本当の姿はキャラが立っていないというちょっと切ない事実やそういう諸々のアレを考えてみると、あまり無理してネアカ(超死語)的な挨拶を投げかける人とは積極的に関わりたくないというか、「よろしこ」と初対面の人に挨拶する人は信用できないよ、とそういうことです。今時ネアカとかいう単語を使う人間もどうかと思いますが。

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Last modified : 2006-05-12T18:57:41+09:00