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2004年09月30日

スパムメールの昨今

最近は Vodafone を騙ったり(でもボータフォンとか vota とか名乗ってるあたり本物の名前使っちゃマズイだろうなぁとかぎりぎりの危機感を持っているような雰囲気で笑えてしまう)(でも本物と勘違いさせる目的だったらどっちにしろアウトだと思うよ)、「公式サイトです」とか意味のわからない語り文句で(何の公式サイトかは大抵書いてない)自サイトあるいはランキングやアフィリエイトめいた URI を踏ませようと必死な携帯電話へのスパムメールですが、というか彼らは件名に未承諾広告と含まないスパムメールを送るので普通に一斉検挙ないし一斉掃討の名のもとに退治されることを願ってやまないのですが、というかいい年のおっさんが暗い部屋で頭の悪い文章でもって必死に小遣いを稼ごうとしているような場面を想像するとむしろ不憫になるのですが、今日着信したスパムメールは何だかこんな手合いでした。

いろんな画像サイトで満足できなかたった方必見です!当サイトはJASS認定公式画像サイトです!

またよくわからない公式サイトを名乗っていて、しかも今度は何か権威団体めいたものの後ろ盾があるかのような表現。JASS?何かしら大人のグッズとかそういうものを売っているところの名前を(Vodafone のように)勝手に使っているとかそういう感じだろうか、ということで JASS というものを調べてみる。

つまりスパムの人は適当にアルファベットを並べたような感じで、もうそういうのは適当に切り上げて真剣に働けよとそういう話だと思いました。一斉掃討されてしまえと思いました。

2004年09月28日

日本語は難しいしインストールは失敗する

おかげさまで二ヶ月前に満二十二歳を無事迎えることができ、それと同時に日本国での生活が満二十二年となったわけですが、やはりというか日本語の会話表現における曖昧さやひとつの言葉が表裏に正反対の意味を持つことというのはとても難しく理解するのに多大な労力と時間を要するもので、二十年やそこらネイティブの日本人と関わり続けたところで完全に習得するのは難しいらしく、つい先ほど日本語化されたアプリケーションというかまあ Mozilla Firefox なんですが、それを使っているときに発生したエラーにも違和感を覚えるほどに日本語の習得がままならない状況はこれからも引き続き努力して改善していくべき自分の目標のひとつであるのだなぁと気持ちを新たにしました。

思うに、失敗したのであればインストールは完了していないのだけれど、というか隣に「手動インストール」というボタンが現れたことからインストールは継続しているか継続される必要があるのだけれど、それでもプロセスとして一区切りついた時点で終了の運びとなったようで、このような日本語の使い方もスポンジのように吸収しながら大人になっていくことが大切なことであるかなぁと思いました。

Windows における言語的な仕様あるいは慣習である可能性があるようです。マックユーザーもしくは Linux など別の OS で同様の経験をされたことのある方がいればぜひとも聞いてみたいところです。

2004年09月27日

Another HTML-lint の挙動に困惑

Movable Type で普通のサイトを作るのはどうだろう、というエントリーの流れで暫定的に 403 というまたどうにも芸のないタイトルでいかにも Movable Type でない普通っぽいサイトっぽいアレを設置してみたのだけれど、Another HTML-lint gateway が頑としてこれに OK サインを出さない。

  • line 71: HTTPレスポンスヘッダに指定されているメディアタイプ text/html は XHTML1.1 には指定しないようにしましょう。 → 解説 143
  • line 71: HTTPレスポンスヘッダに charset 指定が含まれていません。 → 解説 140

.htaccess には思いっ切り全力の物凄い勢いで charset 指定しまくっているのだけれど(レスポンスヘッダでの文字コード指定 などを参照しつつ)(というかメディアタイプに text/html なんて指定してないのだけれど……?)、どうやらそれをこの比類なく有益な CGI すなわちサーバサイドプログラムとしての Another HTML-lint は軽快にスルーすることを試みている様子。MTPaginate を試用する予定で拡張子が php になっているのだけれど、それが原因だろうか、と、いろいろ検索とかしてみる(ていうか前述のレスポンスヘッダの記事と同じサイトに以下のような記述が)。

ちなみに、この設定でも Another HTML-lint には、HTTPレスポンスヘッダに指定されているメディアタイプ text/html は XHTML1.1 には指定しないようにしましょう。と怒られてしまいます。HTML-lint は、Accept に application/xhtml+xml を入れてないのにチェックするようです。

ということはつまり、可能性として、Another HTML-lint は「読めないものはスルーするけど違反(非推奨)的な記述があったらどんどん警告出すしエラー出すし点数下げるし多少行き過ぎもたまには許してよ」とそういうスタンスであるように思われて、「ああ彼は彼で仕事に対していろいろ思うところがあるのだろうなぁ」と感慨深くなったりするものの、というかそんなにならないけども、エラーが出るというのはわかっていても心境的にあまり良くないので最近は W3CValidator を使っていたりします。軽いしね。

  1. charset を PHP の header 関数で指定してみる
  2. header が送信済みなので再送信はできませんよ、とエラーが出る
  3. 対策方法はわかったけれども対応できない
  4. そもそも PHP である必然性を自分に問う
  5. HTML でいいや

ということになりました(コメント欄 参照)。Another HTML-lint の中の人と周辺の皆様には多大なるご迷惑をおかけしました。

2004年09月26日

ネタとしての四分割写真はどうか

LOMOアクションサンプラー という四分割レンズのカメラがあって(後継機の サイバーサンプラー というのもある)、それの偽物を使ってネタ写真を何度か撮っているのだけれど、いい加減カメラが壊れかかっているようでやたら写真がズレたり感光してしまったりしている状況、というかもともと千円の玩具感たっぷりなアレなので、本来こういうものであるという可能性は否定できない。いっそ本家のアクションサンプラーを購入しようかと考えたりするものの、本家も定価四千円弱だったと思うので同様にすぐ使い物にならなくなってしまう可能性は否定できない。感光するだけで使い物にならなくはなっていないのだけれど。だけ、というのもちょっとどうかと思うけれども。

というかこのチープさに加えてところどころ日焼けした写真を眺めるとネタとしては程よく昇華され崩壊寸前の設計であった四分割カメラがさらに崩壊を進めもはや四分割写真なのかニ分割写真の二乗なのか判断のつきかねる状態でかつカメラ自体の明日をも知れぬ状態でネタ写真を無駄に生産しつづけるこのカオスな状況がかなり唯一無二であり好ましい状態であるのだけれど、写真を現像に出すと受け取りに行く際に店員のおばちゃんが真剣に腕組みしながら「カメラがおかしいと思うんですよ、ちょっと感光してて……」などと忠告をしてくださるのがとても心境的に微妙であってああ普通に写真を撮る人はこういう日焼けを見て喜びなどはしないのだなぁとしみじみ思ったりする。感光だとかより、「なんだこの四分割は」とかそういったところに突っ込んでもらえると割と嬉しいのだけれど、あまり珍しくないのか軽くスルーされている現状。

というか、今 LOMO のサイト見たら OKTOMAT とかいうとてもふざけたルックスのカメラが新開発されていたようでとても購買意欲をそそられてしまう。Pop9 という九分割もあるのだけれどこれは九枚同じ絵柄が一枚の写真に収められているだけなので微妙。スーパーサンプラー 欲しい。

2004年09月25日

Movable Type で「普通」のサイトを作る試み

いかにもウェブログなウェブログを Movable Type で作ることは実際それほど難しくはなくて、気に入らない箇所が特別あるわけでなければデフォルトのテンプレートやスタイル(あるいはどこかで配布しているもの)を使って細かい設定は気にしないでいればいいのだけれど、これを使って既存のサイトのようなものを制作することはどんな感じだろう?ということにとても興味が湧いている状態で。

例えば上記のサイトのようにデータベースやある程度中身の固まったドキュメント、更新情報や新着情報を最新のものから並べるような必要性のあるサイトを構築すること、というのも多分 Movable Type の得意とするところであって、こういう側面から企業や商用でツールが普及することを Six Apart は見据えていたのだろうなというか何を書いているのかよくわからなくなってきたけれど、つまり、エントリータイトルである「普通」のサイトを作ることに話題が移るとどうだろう?ということを考えていて。

で、まず「普通」とは何ぞや、という点が焦点になると。(少なくともこのエントリーでは)普通のサイトというのは今までも Movable Type 以外の何かのツールで運営されてきたようなものではないサイトを指していて、つまり CGI を用いて入力された文章を自動でマークアップしかつ目次ファイルから自動でアンカーを貼ったり時系列で並べさせたりもしているようなサイトのことではなくて、個々のファイルのみを扱うオーサリングツールや手打ちで HTML ファイルを直接作成しているようなそういう類のサイトであって、誤解を招くことを恐れない言い方で簡略化するならば、多くの本当の意味で身辺報告・記録の日記サイトでなくネタや創作などの何かしら読み物として文章を提供するようなサイトいわゆる「テキストサイト」がその顕著な例として挙げられる、という。

前置きがやや長くなったけれど、そのいわゆるテキストサイトを Movable Type によって構築することが、ツールの設置からテンプレートの書き換えまであれやこれや下準備する労力に見合ったものか?ということを考えていて。まぁぶっちゃけ将来的に monologue を何かのツールで運営することを念頭に置いておくとして今現在それは実現可能かどうか?手打ちで制作している今に比べてコスト(労力)の削減は図れるかどうか?という。

ということで構成はどうしたらいいか?とかテンプレートはどう書き換えるか?ということを脳内シミュレーションしていて、既存のサイトをどう持っていったら上手く乗り換えられるか?とか。Movable Type を使ったテキストサイトは いちご帝国 というサイトがあるけれど、割とこのカラーよりもどちらかというと その時、二人の距離は 0.1mm のような方向性であればやりやすそうだなぁとか、セクサロイドは眠らない とか ヒビヤブンコ のような感じであれば割とスムーズに構築できるかも知れないとか(セクサロイド~はもともとエンピツというサービスによって運営されているので前述の定義と何かズレつつあるのだけどこの際どうでもいいとしてしまう)。今 monologue でたまに書いている 狂言 とかを拡大して Movable Type に移動させる、とかいう構想で。どうだろう。

という感じなので、近日中に何かしらいろいろあれやこれやするかも知れません。個人無償ライセンスでは三つまでウェブログが作成可能だとかそんなことを読んだ気がするので最大限活用の試み。

暫定的に。題名に芸がない。

2004年09月23日

RDF ってどうですか

Movable Type を使用するとデフォルトで RSS 1.0RSS 2.0Atom を吐き出すようになっているのだけれど、正直この三つを並べてみてもどういう違いがあるのかよくわからない。ので、軽く(あくまでも軽く)調べてみる。

AtomとRSSの違いについての質問なのですが、AtomはRSSの改訂仕様ではありません。これについては海外と日本におけるRSSの違い(XMLなRSSとRDFなRSSの違い)が大きな原因なのですが、RSS 1.0の利点はRDF vocabularyを利用した幅広いメタデータの連鎖でいろいろできる点にあると思います。

Atomが出たからRSSは要らないというわけではないので、RSSの方はもっと遊んでみるとか違いをうまく利用できると面白いかな、なんて思います。

要はどういうことがしたかったのかというと、ツールで自動で吐き出すのではない(デフォルトで何かが選択されている状態ではない)ときにどのフォーマット(RSS 1.0、RSS 2.0、Atom)で配信するのが効率的か?という。結果的に「RSS リーダーを利用していないため利便性を知らない人間があれやこれや考えるのは休むに似たり」という、普通の結果だったりするのですが。

836 :Name_Not_Found :04/09/22 18:13:00 ID:???
RSS 1.0、RSS 2.0、Atomと三種類の規格が埋もれず競合してるみたいですが、
どの規格だとどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
844 :Name_Not_Found :04/09/22 19:21:31 ID:???
>>836
RSS1.0→RDF
RSS2.0/ATOM→独自のXML

なのでRSS1.0が一番いいと思います。
RDFの語録も使えますし

というやり取りも見つけました。

とりあえず Firefox に sage 入れて試してみるのが手っ取り早く RSS を体感する一番の方法なのだろうけれど、幸か不幸か はてなアンテナ という便利なサービスが日本にはあって、おかげさまで更新チェックを自前でどうこうしようという意欲がごっそり削られていたり(もともとの自分の気質を棚に上げ)。そもそもそんなに決まったサイトの文書を読み続けることもないし、ニュースサイトも気になった見出しを読むだけで……いやだからこそ使うべきなのか。

RSS に明るい方のご意見を伺いつつ環境整備してみるか。

sage を入れてスラッシュドットジャパンなどの RSS を登録してみたものの、この RSS は XML ではないですよとかでパースエラー。えー。何か誤解してますかひょっとして。

というか Firefox 1.0 PR にはライブブックマークなる機能が付いてるじゃないですか。0.9 以前専用のテーマ使ってたから表示されてなくて気付かなかった。こっちを試してみるか。

ライブブックマークが割と使えそうなので使ってみる。今まで使用していたテーマはステータスバーに RSS マークが表示されないので別のテーマに移行。エントリーのタイトルはちゃんとしたものを書こう、と思うようになりました。

あと、フォーマットはもうどれでもいいんじゃないかとか。各記事を参照するリンクを自動で読み込むような単純な使い方なら。というか、RSS がいくつかあるとか Atom と並べて置いてあるとどう違うのかとかどっちを登録すべきかとか割と混乱するので、やはり理解をある程度深めることは必要かなあと思いました。RSS リーダー使うようになったらわかるかもね(いつの話?)。

2004年09月22日

再びラーメンに感ける日々

先日、A 市と O 市の境目、国道沿いに 火の鳥 というラーメン屋を見つけた。友人と古本屋やら何やらをハシゴしている合間に「そのへんラーメン屋増えたからどこか寄るか」などと会話しラーメンを食することを決意、道沿いにあった看板に衝撃を受けて(燃え盛る炎を背景に真っ赤なスープのラーメン。店名「火の鳥」の大きな文字)立ち寄ったラーメン屋。時間がやや早かったからなのだけれど、カウンター席しか見当たらない店内はガラガラで、というか誰もいなくて、店に入るとまず目に入るのは券売機、店員は言葉少なに黙々と作業。という店だったのだけれど、辛口のラーメンはかなりイケる味で、辛いけれどいつまでも辛さが残らず、けれど味は後引くというまるでミスター味っ子のような世界だったりする。実際数日後にまた訪れて今度は辛くなさそうなラーメンを食べたのだけれど、こっちは某チェーン店に似た味でちょっとげんなりした(チャーシューはやたら豪華だし美味しいのだけれど、チェーン店の刷り込みが強すぎるという情けなさ)。

餃子は割と普通でした。火の鳥ラーメン(辛口)はお勧めです。

今日は多分一ヶ月振りくらいに 味千拉麺 に行った。このラーメンはここ数年くらいずっと大好きなラーメンで、固めの麺だとか飽きないスープだとか、余分な具が入っていない(チャーシュー、ネギ、きくらげ、半熟玉子のみ)だとかがとても好みなのだけれど、麺が気持ち少なくて毎回替え玉を頼むもそれだとちょっと多すぎて、最初に大盛りにすればいいのだけれどそれだと器が大きなものになってしまってあまり好ましくないというか。でも学校からも近いのでよく寄ります。これからもたまに寄ります。

毎月 22 日はお客様感謝デー。530 円のところ 300 円。

2004年09月21日

頭の悪いヒット作に対する反応

すっかり忘れていたことだけれど、MT 2.6x、つまりリニューアル以前に使っていたツールが実はまだいつでも稼働可能な状態で残してあって、検索なんかでたどり着いてコメントやトラックバックを残すことが可能な状態になっていた。ので、とりあえず応急処置ということでフォームの一部とトラックバック URI の表示を削除。

「ディープラブ」といういろんな意味で話題の小説(?)があって、それに対するレビューを書いたページ があって、それを紹介したエントリー を書いたことがあるのだけれど(ややこしいな)、これが検索エンジンなどに大人気で結構なリクエストと、あと何かこう、別の意味で結構、なコメントをいただいていて、それが MT 3.0 に移行した後も投稿が続けられていたことを知らなかったという、運営者としてあるまじきアレかなぁとそういう心境になるような一連の流れがありまして。

で、どこかしらでレスを返すべきかなぁと考えていたのですが、面倒なので新規にエントリー書いて向こうのエントリーにはこっちへの誘導貼っとけばいいか、とそういう結論に。

Posted by : 望 : 2004/09/19 - Sun. 15:00
最低!このページを作った人は、最低!!!私は、ディープラブを読んで、めっちゃ感動した!泣いた!世の中をただ、世間体、理論なんかで考えているのは、大人だけ!日本も、どんどん汚くなってきている。私も、最初は、エロいだけと思っていたけど、中盤からは、感動とは違う感情の涙を流していた。

直前のやり取りなどに興味のある方は 引用元 をご覧下さい。

えーと、あのエントリーを書いたイソムラ自身が最低であるとかそういった類の話には特に異存はないのですが、世の中を理論以外の何かで考えることが汚くないと思っているのはやっぱりアホだと思います。あと、感動して泣いたのか感動以外の何かで泣いたのかよくわからないので、よろしければ詳しくお教えください。あと、もし勘違いされていたら困るので明文化しておきますが、リンク先のレビューは別の方が書かれた文章です。

実はその小説(ディープなんとかシリーズ?)は一冊も読んだことはないのだけれど、chiki さんのレビュー に含まれている引用文を読むと何故かお金の無駄遣いは良くないなぁとそういった感情に支配されてしまうので、そのような感情に支配された状態で千円くらいの本を買うことはとても難しいので、っていうか古本屋で百円とかで見ますけど、もし「貸してやるから読め!」という親切な方がいらっしゃいましたらご一報ください。

何ページか無料で読めるようです。読みました。最後まで読んでレビューを書くということはとても難しいことだと思いました。

レビュー。

意外といふかなんといふか、イソムラさんはやる気まんまんといふ感じで、新たに投下されたコメントにもギラギラ目を光らせて応答してゐます。

予測可能な範囲で不躾なことばかり言う人はちょっとご遠慮願いたいけれど、明らかに自分と全く違う基準でもって発言される方にはとても興味が湧く、という体質です。もしかしたら(くれぐれも、もしかしたら)自分に新しい視点がもたらされるんじゃないだろうかとか、そういう下心も抱きつつ。その視点の是非はともかくとして。

ディープなあれはドラマやら映画やら漫画やら様々なメディアに進出しているようです。という、ちょっと事情を知ったような口をきく自分にはややげんなりしています。

2004年09月19日

Mozilla / Opera のススメ

画像は IE でのスクリーンショット。といっても多分 IE の人には見えていないのだろうけれど。各記事の不自然な余白には、本当はちょっとした画像が配置されています(デフォルト CSS)。別にこれは IE の連中には見せてやらんぜーなんていうレベルの低い意地悪とかではなくて、Mozilla で確認しながら制作していて最後に IE で見たときには何故かこうなっていて、原因がよくわからないから放置、とそういう状況なわけです。これの他にも pre 要素が面白いくらい飛び出てるエントリーがあったり。あと MSXMLファックな仕様 のおかげであれやこれやいじったりした経緯があったりで、ここ数日間で IE の評価はまた著しく低下したというか。まあもともと曲芸的な低空非行を続けていてその様子たるや映画にでもなれば一億人が涙することは請け合いビル・ゲイツ氏のブロマイドは女子高生を中心にバカ売れ、とまあそういったカオスな具合である感じです。

そんなこんなでまた IE からの乗り換えを強く推奨するのですが、というエントリーですが、一番乗り換えを推進できる原動力になっていたセキュリティ関連の問題についてはいつまで経っても Mozilla Firefox 1.0 PR 日本語ビルドが配布されないことで打ち消しになりつつあるというか。0.9 .3 の脆弱性が修正された のにいつまで経っても英語版しか利用できない状況で、英語が積極的に得意でない人に対して薦められるものでもなく。で、試しに久しぶりに Opera ダウンロードしてみたらブックマークに livedoor 関連のサイトがやたらと入っていてもうごっそり消した、とかそういうエピソード。小噺。

本家 Mozilla.org からの 1.0 PR リリースが 九月十四日、結構な日数が経過するわけですが、Mozilla Japan で日本語ローカライズ版がリリースされるのはいつになるんでしょうかね。Opera は表示領域がアホみたいに削られるので使っていて気持ち悪かったです。はい。

「俺英語わからんから早く日本語版出してくれ」とかいうことではなくて、というか個人でローカライズする方法は知っているけれど、けれど IE がどうしてアレか?を知らない方々へ薦めるために「まずこれをこうしてローカライズの準備を……」なんて何をかいわんやであって、そこへ呼びかけるのであれば迅速に対応することが何より効果的であるのになあ、とそういった感じです。

北村曉さん丁寧に解決法を示してくださった ので早速導入させていただきました。どうもありがとうございます。これで何となく OK である感じに表示されるのではないかと思います。

Underscore Hack についても導入を考慮という。

半落ち

あまり日本映画を頻繁に観ることはないのだけれど、DVD レンタルが開始されたとのことで観る機会に恵まれたというか。

観終わっての率直な感想は、「脚本(原作)上手いんだろうな」ということと「まるで良質な二時間ドラマみたいな位置付け」ということ。あと「日本の俳優って上手い人多いんだ」みたいな。登場人物が多い割にはそれぞれの思惑や立場が簡潔に描かれていて混乱することはないのだけれど、それが原因で、か、全編を通して平坦な印象だった。裁判のクライマックスではきっと涙する観客も多かったのだろうけれど、あの部分だけ検事と弁護士が職務を混同して同じ目的に向かうだとか、判事の越権行為だとか、検事の「ぎりぎり」と発言する場面(かろうじて、だろう普通)とか判事がより若い判事を「くん」付けで呼ぶだとか、リアリティが薄れている(ように思える)場面が多くて少しがっかりする。第一回公判の直後のシーンなんて一般人には目新しいものだったし、検事宅を訪ねる新聞記者とのやり取りも面白いのだから、もっとああいうシーンを掘り下げたら濃い映画になっていたんじゃないか、とか(キャストは十分に濃いけれど)。

命や白血病・アルツハイマー病をテーマにした映画にしてはあざとさが鼻につくことはなかった。という点では良質な映画だと思ったけれど、二時間ドラマの延長感は否めず。

どうでもいいけど、公式サイトの解説ページでキャスティングについて触れている文章に、樹木希林の名前が二回出ている。ちょっと笑える。

その姉康子に樹木希林、判事に「Dr.コトー診療所」の吉岡秀隆、さらに鶴田真由(新聞記者)・伊原剛志(検事)・國村隼(弁護士)、高島礼子、石橋蓮司、井川比佐志、樹木希林、奈良岡朋子らと、実力派キャストが揃う。

(名前部分強調はイソムラによる)

そういえば裁判クライマックスの回想シーンで梶がラーメン屋を訪れる場面、店内に夏目雅子のポスターが貼られているのが一瞬映し出されるけれど、あれは意図的にだろうか。

2004年09月18日

名前欄のアンカーから target 属性を消す

エントリーにコメントした際、ウェブサイトの URI を入力すると自動でアンカーが貼られるのだけれど、XHTML 1.1 では廃止されている target 属性もついでにくっつけられてしまうので修正。全然手間も何もかかりませんでした。

修正する箇所は、MovableType を設置したディレクトリ下( lib/MT/Template/ )にある Context.pm というファイル。

947-949 行目。

    if ($show_url && $a->url) {
        return sprintf qq(<a target="_blank" href="%s">%s</a>), $a->url, $name;
    }

1527-1534 行目。

   if ($c->id && !$args->{no_redirect}) {
       return sprintf(qq(<a target="_blank" title="%s" href="%s%s?__mode=red;id=%d">%s</a>),
            $url, $cgi_path, $comment_script, $c->id, $name);
   } else {
       # In the case of preview, show URL directly without a redirect
       return sprintf(qq(<a target="_blank" title="%s" href="%s">%s</a>),
            $url, $url, $name); 
   }

計三箇所から target="_blank" をすっぱり削除。サーバにアップロードしてから再構築すると万事解決ですよ、と。

映画が好きなのかホラーが好きなのか

友人と車を割と無意味に走らせている最中、「映画は割と観てるつもりなんだけど『ホラー以外で何か面白いの教えて』と言われると返す言葉がない」というようなことを言ったら「それは映画の中のホラーというカテゴリが好きだというより、ホラーめいた何かが好きでその中に映画も含まれる、ということかも知れない」と指摘されてああなるほど、と思ったりした。

あまり簡単には理解されないことだけれど(もちろん表現力が足りないというようなこともあるのだろうけれど)、ホラーやサスペンス、スプラッターという類の映画にも少なからず美学というものはあって、それは単純に「怖ければいい」というようなことではなくて。怖くあるためのプロセスのひとつでもあるように思えるけれど、もしかしたらその手順を踏むことで怖くなっているわけではないかも知れないし、その手順を踏まなくても十分に怖い映画はいくつかあるわけで。その映画が面白いか、と尋ねられると多分「そうでもない」と答えるだろうけれど。とりあえず手元にある DVD のタイトルを眺めていて思ったのは、"呪怨 劇場版" はある程度その美学に沿っているものだけれど "呪怨 2 劇場版" はそこから遥かに遠い位置にある映画だということです。

とか書いておいて、多分一番好きな映画はサスペンスだという。

2004年09月17日

テンプレートをほとんど書き終えました

アホみたいに個別エントリーアーカイブの再構築中にエラーを出しまくっていて、「133 行 3 列目にエラーがあるよこのド畜生が」などとパースエラーを何度も重ねていたのだけれど、要は MTEntries タグがどのテンプレートにも必要だとか勘違いしていたことが原因だった(やっぱりマニュアル読んでない)。それも晴れて解決の運びとなったのでとりあえず一通りアーカイブは見られる程度にはなっているかのような。スタイルシートは後でどうこうするとして。

Firefox のキャッシュが強力過ぎるのか、再構築した後に Ctrl + F5 しないといけないみたいな状況になって、これも問題解決を(十五分ほど)遅らせる原因に一役買っていないこともないように思える。あまりにパワフルなのもどうだろう、みたいな。普通に F5 でリロードする意味あるのか?と。

とにかくエントリー用のテンプレートは書き終えたので(細かい手直しも必要だし archives.html 用のテンプレートも書かないといけないけれど)(コメントエラーのテンプレートも書かないといけない。プレビューとかポップアップとか付加的なものは全部切り捨てる方向で!)、後はゆっくり CSS でも書くと。エントリーが増えるにつれて多分問題も出てくるだろうから、継ぎ接ぎになっていくんだろうけれども。そのことはあまり考えたくないような。以前より Strict っぽい感じにはなりつつあるので、何となく中身には満足したような雰囲気ですよ、と。前のテンプレートも Strict な感じで書いたつもりだったのに、今改めて見ると酷い。成長したってことですか。

2004年09月16日

携帯電話が限界です

古き良きストレート型携帯電話を愛して止まないというか折り畳み型携帯電話などというかさばるものは実にファックだしメガピクセルだとかを保護するためでもあるニ軸回転などという機構はとてもビッチであると常々思ってなどはいないのだけれど、できれば新規でストレート型携帯電話が発売されて欲しいなぁなどという無謀な望みを抱えつつはや十数ヶ月、現在の携帯電話が性能的・機能的に限界です(後者はもともと不満な点で溢れ返っていたのだけれど)。J-D02 とかそういった機種が懐かしい。あれは使いやすかったしシンプルだったしスマートだったし良かった。液晶がモノクロである点を除いては。

という郷愁に浸っていても仕方がないので最近は Vodafone で妄想乗り換えなどしています。秋には 3G が続々発売などという噂が飛び交っているかのような雰囲気ですが、もはや携帯電話にこれ以上の機能的な望みはあまり持ち合わせていないので、「第三世代出たら現行機種いくらか安くなるだろうなぁ」とかそういう感じです。

もうストレート型携帯は諦めるとして、次に何を手元に置くか。なんかこう、スライド型の携帯電話はもう論外っぽい雰囲気であるので(液晶全然保護できてないし折り畳みサイズである意味がよくわからない)、とりあえず V401SA は論外。東芝の携帯大好きだけどデザインが石鹸っぽいので V601T もアウト。ニ軸はファック(妬み)なので V402SH もナシ。となると愛する三菱製近未来型携帯電話 V401D か、Vodafone のオピニオンリーダーである(妄想)と目される SHARP の超電脳携帯型サイバー端末 V602SH か。あ、でも後者ニ軸っぽい。まぁいいか。カッコ良ければいいや。適当でいいじゃん。

というか妄想に切りはないので実際に乗り換える段階になったら深く考えます。関係ないけど P51(J-PHONE!)の写真を撮ろうとデジカメ探したら LOMO SMENA 8 の紙箱に隠されていた。関係ないけどデジカメで写真撮ったら USB で繋がずに写真を転送できたらいいと思った。メールに添付、みたいな。それじゃカメラ付き携帯だっつうの(突っ込みっぽい擬音を思い浮かべながら)。

ラーメンに感ける日々

久しぶりに地元では割と有名であり人気スポットであり昼食時に食すことは非常に困難であり無謀であり昼食お預け状態に遷移しやすいと噂の魔のスポットであるところの 江南 というラーメン店へ向かったところ、一緒に昼食を食す約束を取り付けた方が予想外の時間的余裕をもって現れたことが不幸中の幸いとなってか災い転じて福となし七転び八起きつまり転んでもただで起きなかったためというかもはや午後一時を回っていたので普通に店に入れたし普通にラーメン食べれた。やっぱりこのスープは何にも代えがたい旨さであるのだなぁというかモヤシが麺の振りをして口の中に入ろうとするので鬱陶しいと思った。モヤシが特別旨いと感じる味覚の持ち主ではないのでモヤシは普通に避けてスープを飲んだりした。

あと先日久しぶりに 丸源ラーメントップページ にリンク貼ろうと思ったらあまりにクソっぽくて嫌になった。Skip 押しても Skip できていない魔の FLASH 地帯)という割と好きなチェーン店へ行ったのだけれど、メニューが大幅に変更されているばかりか既存のラーメンにも大幅の改変が加えられていてちょっと驚いた。このサプライズはあまり良い方向へ働きかけることはなく、というかスープに細切れの脂身の固まりのようなものが無数に浮いていたらとんこつ派の百年の恋も冷めるというものであって、ほうれん草が加えられたことはヘルシーで良いのですがそれも打ち消しというかぶち壊しというか。がっかりですよ。

味千拉麺 が懐かしい。久しぶりに食べたい。

江南 って地名もあるから紛らわしいよね!しかも近い。

語尾と挨拶と信頼感

掲示板だとかチャット、あるいは IM のようなものでの口調(文体とも言える)は、一般生活でのそれと多少異なってくる場合が少なくない。その中に語尾へ奇妙なものをくっつけているとか、特徴的な挨拶をする人だとか、そういう人を見かけることも決して少なくない。

以前、語尾に「にゃ」を付けている女性と遭遇したことがあった。遭遇といってもどこだったかの掲示板でお目にかかっただけだから、本当に通りすがり程度の接点なのだけれど。けれど彼女との関わりはなかなか面白い発見をもたらしてくれた、というのも、あれはやっぱり作ったものであるのだなぁということを再認識した、という。ちょっとやり取りが議論めいたものから白熱したものになって、いつの間にか中傷合戦に発展して、「〇〇さんも『にゃ』とか言ってないで真面目に話を聞いて欲しい」と問いただされて素の口調で返しているのを目にした。一人称も何か愉快なものから急に「わたし」に変わって、どういう心境でタイピングしてるんだろう、と想像したりもした。ああ、やっぱりキャラ作り(もしかしたら何かお気に入りのキャラクターの真似)なんだろうなぁ、と。

で、そういう経験や、キャラ作りの必要性と本質や、ほとんどのキャラを作る人の本当の姿はキャラが立っていないというちょっと切ない事実やそういう諸々のアレを考えてみると、あまり無理してネアカ(超死語)的な挨拶を投げかける人とは積極的に関わりたくないというか、「よろしこ」と初対面の人に挨拶する人は信用できないよ、とそういうことです。今時ネアカとかいう単語を使う人間もどうかと思いますが。

表紙のみ改装終了(多分)

とりあえず index.html だけはそれっぽい雰囲気になってきた様子ではあるけれども、テンプレートが一部流用だったりするので存在しないファイルへのアンカーが貼ってあったりもする(FOAF.rdf とか)。まぁとりあえずこんなもんでしょうとか物凄く安直に投げやりっぽくやっつけつつあるのでとりあえずこんなもので。ページ下部が面白いくらいに未着手であることとかはもうあまり気にしない。多分そのうち何とかする。あと背景画像が気持ち悪い。トップの画像は monologue からの使いまわしだけれども以前もそんな雰囲気だったしまぁいいかみたいな。ピントボケと色ボケとあといくつか要素が組み合わさるとこんな感じの写真になって、コントラスト強くすると少し Sarah Moon みたいなファンタスマゴリックな感じかなぁとか思います。思いました。

まだ個別エントリーとかのテンプレートは書いてないながらもはや一仕事終えたかのような気持ちであったりするあたり、仕切り直しをした意義はさていったいどこへやら、というか。ログ閲覧できるようにアップロードし直しもするのだけれど 550 超のファイルを扱うのは気が進まないというか。あー。

謎の現象。h3 が二回繰り返されているというのは一体?テンプレート見直してもよくわからない。というか多分どこかでミスっているのだろうけれどよくわからない。もうわからない。わからないよ。うぁ。

解決したっぽい。h3 周りをそこはかとなく整理してみたりいじってみたら何だか消えたけれども。何が原因だったかはよくわからないけれどどうやらネストがおかしいとかそういう雰囲気の。っていうか ins 要素って入れ子にしていいんだっけ?

2004年09月15日

Movable Type 3.0 による仕切り直し

一式ダウンロードしてからアップロードするに至るまで実に数日間の無駄な日数を過ごす決断力の無さはともかく、ようやく導入というか。そしてそれを機に過去の清算というか。アーカイブのあまりの酷さに耐えかねてゼロから始めましたかのような逃避を計るとか(多分参照だけはできるようにするんじゃないかな、みたいな予定は未定)。そんなわけで、というのもアレですが。

  1. テンプレートを早いところ書き直す
  2. 設定を早いところ上手くアレする
    • 個別記事を日付名ファイルで保存するには?
    • カテゴリを上手くまとめるには?
    • カテゴリにツリー状の構造は設定可能?
  3. CSS を早いところ適度にアレする

そんな ToDo リストというか。ね。

  • エントリー編集画面がちょっとダサくないか
  • エントリー編集画面が以前より不便じゃないか
  • エントリー編集画面をカスタマイズしてみてはどうか

こんな順不同リスト。ね。

I am the Alpha and the Omega, the First and the Last, the Beginning and the End. Blessed are those who do his commandments, that they may have the right to the tree of life, and may enter in by the gates into the city.

引用もするよ。I am the Alpha and the Omegaって有名な一節だよね。あと cite 要素は多分使いません。

とりあえずこれで一通り使いそうな要素は記しておいたよっていうかテストエントリー。あとはテンプレ書いて CSS を何とか。何とか。

アンカーを忘れていたというか。ついでに ins 要素もくっつけてみる。わからないことはまだまだ多いけれども google を活用して頑張ろう(笑顔)!

MT 2.6x のログをアップロードしましたよ、と。

テンプレートの構造もあまりいじってないので、今の CSS ファイル適用されてもあまり違和感ありませんねっていうか。こういうのが本来の、見栄えと構造の分離による再利用性の高さとかそういうことなんでしょうけれども。

あまり汚い言葉を使うのは好きではないのだけれど、というか最近割と頻繁に使っているのだけれど、心が荒んでいるのだけれど、正直この手の「ブラウザであれもこれも一度にできちゃいますよウヘヘ」な印象であるところのツールにとって「細かい設定をテキストエディタ開いてあれやこれやしないといじれない」というのは実にファックであると思う。もうファックという言葉の意味は別次元のものへと変化している。自分の中で。オンリー。

というわけで、べる さんの 匿名コメント非許可にてメール未記入を OK に を参照して、めでたく OK の運びとなりました。

あとはコメントした人の名前に自動でアンカー貼ると target="_blank" とか追加されるファックな仕様をどうにかするべきなのだけれどやはりプログラムの知識のない実に怠惰な脳味噌では如何ともし難いのであった。

というかファックファック言ってるけど知識もなしに偉大な先人のおこぼれにだけあずかろうというその思想が一番クズなのであるなぁという自戒の念を込めるよ。

解決